ホステスプロの勝みなみ “新兵器”男子プロ仕様アイアンに手応え「スイングしやすくなった」

2021年03月11日 20:10

ゴルフ

ホステスプロの勝みなみ “新兵器”男子プロ仕様アイアンに手応え「スイングしやすくなった」
<明治安田生命練習日>ホステスプロとなった勝みなみは、感触のいいパットを放ち笑顔(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 日本女子プロゴルフツアーの2021年第2戦、明治安田生命レディース・ヨコハマタイヤ(賞金総額8000万円、優勝賞金1440万円)は12日から3日間、高知県香南市の土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われる。
 ホステスプロの勝みなみ(22=明治安田生命)は男子プロ仕様のアイアンで2年ぶりのツアー4勝目を目指す。

 「調子は段々、上がってきてます。開幕前にクラブを替えて、それが合ってるんだと思います。スイングがしやすくなりました」

 2021年初戦となった先週のダイキン・オーキッド・レディース開幕の直前にアイアンのシャフトを95グラムから115グラムへと20グラム重いものと交換した。きっかけは遊びで男子プロのクラブを試し打ちしたこと。コロナ禍に見舞われた2020年の長いオフの間、この機会を逃してはと週3回取り入れたトレーニングによりパワーアップ。スイングスピードが秒速41メートルから43メートルへと上がり、それに伴って飛距離も10~20ヤード伸びたが、その分、ショットは不安定になった。昨年まではその原因がスイングにあると考えていたが、男子プロ仕様の重いクラブを使用したことでクラブの重みを体で感じることが容易になり、切り返しの際に重要となるクラブが自然と下りてくる感覚を取り戻すことができた。新兵器で臨んだ2021年初戦は15位と試運転としてはまずまずの結果を残すことができた。今週は4Uにも従来より重いシャフトを装着。クラブ全体のバランスも今の勝の体力に合致したものに近づきつつある。

 12日の大会初日は同じ黄金世代の渋野日向子(22=サントリー)、原英莉花(22=日本通運)と3人で午前9時40分にアウトの1番からスタートする。

 「しぶことは一昨年、回って以来、回ってないので楽しみ」という通り渋野とは2019年11月23日の大王製紙エリエールレディース3日以来の直接対決。国内ツアーの通算勝利数は勝4勝、渋野4勝、原3勝。同世代最高のライバルとのラウンドでもう一つ何か、レベルアップへのきっかけをつかみたいところだ。

 所属先の明治安田生命が新たに冠スポンサーとなって1年目だった昨年のこの大会はコロナ禍により中止となった。1年間、待ちに待って実現したホステス大会。「ワクワクドキドキです」と期待に胸を膨らませての大会初日になる。 

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