“ミレニアム世代”安田 国内ツアー32戦目で初の首位!6バーディーの67「出来は80%」

2021年03月13日 05:30

ゴルフ

“ミレニアム世代”安田 国内ツアー32戦目で初の首位!6バーディーの67「出来は80%」
5アンダーで首位タイスタートとなった安田祐香の1番ティーショット(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー 明治安田生命レディース ・第1日 ( 2021年3月12日    高知県 土佐CC=6228ヤード、パー72 )】 “ミレニアム世代”安田祐香(20=NEC)が67の好スコアをマークし、5アンダーで武尾咲希(26=GOLF5)とともに首位発進した。安田が首位に立つのは国内ツアー32戦目で初。大物新人が初Vの好機を迎えている。先週2位の森田遥(24=新英ホールディングス)ら4人が首位に1打差の3位。渋野日向子(22=サントリー)は首位に3打差の10位と好位置に付けた。
 雨が強く降り始めたのは午後2時をすぎてから。午前7時50分にスタートした安田に傘は不要だった。天候も味方に付けた初日。ミレニアム世代の旗手がプロ転向後12戦目で輝きを取り戻した。

 「今日みたいなプレーができたらいいと思います。出来は80%くらいかな」

 序盤の2番で第1打をグリーン手前のバンカーに打ち込み、ボギー。しかし、ここで踏ん張る。続く3番で118ヤードの第3打をPWで2メートルに運び、バウンスバック。昨年11月の大王製紙エリエールから続くボギー先行の嫌な流れを断ち切ると、7番では6メートルを沈めるなどパットもさえて6バーディーを量産し、首位に並んだ。

 アマチュア時代は世界の精鋭が集結した19年の記念すべき第1回オーガスタナショナル女子アマで3位。プロツアーでも20戦して予選落ちは1度。岡本綾子、福嶋晃子ら世界を舞台に活躍した賞金女王経験者も名を連ねるNECと所属契約するなど、鳴り物入りでプロ入りした。

 だが、1年目の昨年は8月に首を痛めるなど故障に泣き、TOTOジャパンクラシックの14位が最高。この間に同じミレニアム世代の古江は3勝を上乗せし、西村もツアー初Vを飾った。

 今オフも首の故障から満足のいく練習はできず、フルスイングは封印。医師やコーチ陣と話し合い、新人としては異例の3勤1休プランも考えている。今週は体への負担を減らすためシャフトをSから軟らかいSRに。もどかしい戦いが続いているからこそ、この好機をモノにしたい。

 ◆安田 祐香(やすだ・ゆうか)2000年(平12)12月24日生まれ、兵庫県出身の20歳。7歳からゴルフをはじめ、坂田塾で基礎を学ぶ。兵庫・滝川二高に進み、17年日本女子アマ、18年全国高校選手権春季大会で優勝。19年にはアジア太平洋女子アマを制し、同年のオーガスタナショナル女子アマで世界3位に入った。19年プロテストで一発合格。目標は申ジエ、松山英樹。大手前大在学中。1メートル63、53キロ。

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