【玉ノ井親方 視点】白鵬は踏み込んだ後の動きも速かった 上から下まで分厚い体に稽古の跡

2021年03月14日 20:35

相撲

【玉ノ井親方 視点】白鵬は踏み込んだ後の動きも速かった 上から下まで分厚い体に稽古の跡
<春場所初日>大栄翔を寄り倒しで下した白鵬(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所初日 ( 2021年3月14日    東京・両国国技館 )】 白鵬は4場所ぶりの出場とは思えない動きの良さだった。右で張って、すぐに左を差し一気に前に出た。横綱の張り差しはいろいろと物議を醸すが、簡単にそれを食ってしまう相手も悪い。横綱が張り差しを狙ってくるのは予測できたわけだから、工夫が足りないと言われても仕方がない。大栄翔は張られて一瞬動きが止まった。初日の緊張感もあったと思うが、それだけ横綱の立ち合いが厳しかったということ。横綱は踏み込んだ後の動きも速かったし、立ち合いで勝負が決まった感じだった。
 久しぶりに土俵下で横綱を見たが、相当トレーニングや稽古を重ねてきたのだろう。上から下まで分厚い体になっていた。休場明けの初日に、先場所優勝した大栄翔に勝ったのは大きい。ただ、これでひと安心かというとそうでもない。この日のような速い相撲を取り続けられればいいが、そう簡単にはいかない。長い15日間、3場所も全休していた影響は必ずどこかで出てくるだろう。(元大関・栃東)

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