トヨタ自動車、フーパー&リード初の先発そろい踏みで4連勝 19年W杯の豪州&NZ主将コンビ魅せた

2021年03月14日 05:30

ラグビー

トヨタ自動車、フーパー&リード初の先発そろい踏みで4連勝 19年W杯の豪州&NZ主将コンビ魅せた
<トヨタ自動車・宗像サニックス>ボールを追いかけるフーパー(右)  Photo By スポニチ
 【ラグビートップリーグ第4節 第1日   トヨタ自動車61-29宗像サニックス ( 2021年3月13日    グローバル )】 1試合が行われ、トヨタ自動車は宗像サニックスに61―29と大勝し、開幕4連勝とした。19年W杯でともに主将を務めたニュージーランド代表のNo・8キアラン・リード(35)とオーストラリア代表のフランカーのマイケル・フーパー(29)が初めてそろって先発出場。攻撃のリズムをつくりチームの今季最多9トライを生む原動力になった。東芝―サントリーとNEC―日野の2試合は雷のため中止となった。
 世界のラグビー史に名を刻む両ビッグネーム。リードとフーパーが絡んだトライが、42―12の前半36分に生まれた。自陣22メートル付近からの攻撃でCTBサウが中央を抜ける。その横を、フーパーがバックス並みの走力で並走しパスをもらって右サイドをさらに突破した。

 1メートル93、110キロの35歳リードは、体格も年齢も感じさせない動きで仲間を追った。フーパーからWTB岡田に渡ったボールをもらい、WTBヘンリーにラストパス。80メートルを5人でつなぐ芸術的なトライが完成した。アウェーの福岡の地に、称賛の拍手が起こった。

 強烈なアタックと好守でマン・オブ・ザ・マッチを獲得した新加入のフーパーは、初の先発共演を「ダイナミックにゲームを始められた。強みを生かしながらプレーができて、前半は満足している」と喜んだ。

 リードは既に代表引退を表明しているが、宿敵同士の代表では感情むき出しのバトルを繰り広げてきた。2人が中心になったモールでは、宗像サニックスをズタズタにした。リードはモールの最後尾で前半20分に2年目で来日初トライを挙げた。

 リードとともに共同主将を務めるSH茂野は「リードは的確なことを言ってくれる。フーパーのジャッカルは、僕が一番間近で見ているけど、ビックリするほど速い」と称えた。ロック秋山は「2人とも気さくに全員に話し掛ける。1対1の関係を大切にしている」とリーダーシップに舌を巻く。キャプテンシーの塊の両雄が初の頂点を目指すチームの原動力になる。

 ◆マイケル・フーパー 1991年10月29日生まれ、オーストラリアのシドニー出身の29歳。マッコーリー大出。18歳でスーパーラグビーにデビュー。20歳だった12年スコットランド戦で初キャップ。15年、19年W杯出場。テストマッチ通算20トライ。1メートル82、101キロ。

 ◆キアラン・リード 1985年10月26日生まれ、ニュージーランドのパパクラ出身の35歳。7歳でラグビーを始める。07年にスーパーラグビーのクルセイダーズに加入。11年、15年、19年W杯出場。オールブラックスでは128キャップを誇る。1メートル93、108キロ。愛称はKJ、リドー。

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