阿炎 復帰戦を飾る「相撲を取れたことがうれしい」

2021年03月14日 13:44

相撲

阿炎 復帰戦を飾る「相撲を取れたことがうれしい」
<大相撲春場所・初日>泉川(手前)を攻める阿炎(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所初日 ( 2021年3月14日    東京・両国国技館 )】 大相撲春場所は14日、東京・両国国技館で初日を迎え、日本相撲協会の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反し、3場所出場停止などの処分を受けた元小結・阿炎(錣山)が幕下の土俵で復帰し、泉川(峰崎)を上手投げで下し、復帰戦を飾った。
 昨年の7月場所中などに、接待を伴う飲食店での会食が発覚した。秋場所から初場所で3場所連続で全休し、今場所は西幕下56枚目から再出発。午後1時17分、幕下3番目の取組で、館内の大きな拍手で迎えられ土俵に上がった。注目の取組は、立ち合いからもろ手で攻め込み、相手のはたきにも動じず、右上手から豪快に投げ捨てた。

 昨年7月場所5日目の徳勝龍以来の勝利。ホッとした表情で勝ち名乗りを受けた阿炎は「もう1度、感謝の気持ちを持って上がりました。すごく緊張していたので、土俵が広く、不思議な感じだった、勝ったこともうれしいけど、相撲を取れたことがうれしいです」と振り返った。

 謹慎期間中は師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)から「初心に返ってひとつずつ」とアドバイスされ、「変わった自分を見せたかったので、そこを意識していました」という。幕内復帰までの道のりは長いが「ずっと近くにいた部屋の人達や家族、嫁、娘、両親、高校の顧問の先生らの励ましの言葉で頑張れた。きょうのように自分に自信持って相撲取れればいいかな」と話した。

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