八村が今季自己最多の29得点でダブルダブル しかしバックスに競り負けて3連敗 渡辺は1得点

2021年03月14日 11:47

バスケット

八村が今季自己最多の29得点でダブルダブル しかしバックスに競り負けて3連敗 渡辺は1得点
正面から3選手にマークされながらも果敢にドライブを試みる八村(AP) Photo By AP
 NBAウィザーズは13日、地元ワシントンDCで東地区全体3位のバックスと対戦。最後まで粘ったものの119―125(前半65―64)で敗れ、3連敗を喫して14勝23敗となった。
 ウィザーズは得点部門1位のブラドリー・ビール(27)とシューターのダビス・バターンズ(28)が脚の故障で欠場。しかし八村塁(23)は第1Qに3点シュート2本を含めてフィールドゴール(FG)を4本、フリースローを2本すべて成功させて12得点を稼ぎ、今季の1試合平均得点(12・3)をこのクオーターの出場時間(9分10秒)だけでクリアした。11日の76ers戦で「0」に終わったリバウンドも第1Qだけで3本記録。前半だけで自己記録に並ぶ3本の3点シュートと19得点をマークした。

 八村は後半に入っても積極的にオフェンスを仕掛け、第3Q終了時点で今季自己最多の29得点。第4Qでは4本のシュートをすべて外し、昨季のクリッパーズ戦(19年12月1日)でマークした自己最多記録(30得点)の更新はならなかったが、38分の出場でFGを18本中11本(うち3点シュートは5本中3本)、フリースローは4本すべて成功。29得点とFG成功数、さらに11リバウンドはいずれも今季の自己最多で、「ダブルダブル」は今季2回目(通算5回目)となった。

 3点シュートの今季成功本数はこれで25となり、今季出場30試合目で昨季(48試合で25本)と同じ本数に到達。成功率は昨季が28・7%だったが、今季は32・5%となった。この試合では再三にわたって2季連続でシーズンMVPとなり、7日の球宴もMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)ともマッチアップ。相手が得意としているユーロステップの進路を読み切ってドライブを阻止するなど、攻守両面で活躍したが勝利にはあと一歩およばなかった。

 ラッセル・ウエストブルック(32)もFGを32本中16本(うち3点シュートは11本中5本)決めて今季自己最多の42得点と10リバウンド、12アシストで今季11回目のトリプルダブルを達成。接戦となった第4Qでは残り4分50秒と41秒に3点シュートをねじ込んで2度同点に追いついたが、最後はバックスの底力に屈する結果となった。ビールの欠場は今季3回目でいずれもウィザーズは黒星。9日間で6試合という日程でのこれが3試合目となったが、強敵相手に惜しい星を落とした。

 バックスは3連勝で24勝14敗。7日の球宴でMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)は33得点、11リバウンド、11アシストで2試合連続、今季6回目のトリプルダブルを達成。16得点のクリス・ミドルトン(29)は9本のフリースローをすべて成功させて、チームはここ9戦で8勝目を挙げた。

 一方、新型コロナウイルス感染防止規定(プロトコル)の対象となった5選手が戻っていないラプターズは敵地シャーロット(ノースカロナイナ州)でホーネッツに104―114(前半52―67)で敗れて今季初の4連敗で17勝21敗。渡辺雄太(26)は13分出場して4リバウンドと2アシスト、1スティールを記録したものの、得点はフリースローによる1得点のみだった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分10秒=12得点)
(1)28秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・ウエストブルック)
(2)1分18秒・左サイドのペイント付近からステップバックでジャンプシュート=○(アシスト・ウエストブルック)
(3)5分5秒・正面からインサイドにドライブしたあとターン・アラウンドからジャンプシュート=○
(4)7分45秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・ネト)
*フリースロー2本=○○
 ▼第2Q(出場9分59秒=7得点)
(5)6分1秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・ウエストブルック)
(6)6分16秒・左サイドからドライブしてゴール下=○
(7)7分11秒・右エルボーでステップバックからジャンプシュート=×
(8)8分18秒・左ローポストからターンアラウンドでジャンプシュート=×
(9)9分45秒・正面からプルアップでジャンプシュート=○
(10)11分10秒・正面からジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場10分8秒=10得点)
(11)1分40秒・右エルボー付近からジャンプシュート=○(アシスト・ウエストブルック)
(12)2分8秒・ペイント付近からホリデーをかわしてジャンプシュート=○
*3分10秒・フリースロー2本=○○
(13)7分5秒・正面からのドライブでミドルトンをかわしてゴール下=○
(14)7分38秒・ペイント内でターンアラウンドからシュート=○(アシスト・ネト)
 ▼第4Q(出場9分3秒=無得点)
(15)4分24秒・正面からホリデーをかわしてジャンプシュート=×
(16)5分54秒・右サイドから3点シュート=×
(17)9分58秒・右ベースライン際からジャンプシュート=×
(18)11分52秒・正面から3点シュート=×

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