田代 涙止まらぬ2回戦敗退、格下に小内巻き込み食らい「慎重になり過ぎた」「ただただ弱かった」

2021年07月28日 05:30

柔道

田代 涙止まらぬ2回戦敗退、格下に小内巻き込み食らい「慎重になり過ぎた」「ただただ弱かった」
女子63キロ級2回戦で敗れ、号泣する田代未来 Photo By 共同
 【東京五輪第5日 柔道女子63キロ級 ( 2021年7月27日    日本武道館 )】 女子63キロ級の田代未来(みく、27=コマツ)は2回戦で敗れ、2大会連続でメダルなしに終わった。
 一度は技ありとされた判定が映像確認で一本に変わった。「必死にやってきたが、ただただ弱かった」。試合後は膝に手を突き、涙が止まらなかった。

 世界ランキング21位の格下選手に小内巻き込みを食らい「慎重になり過ぎた」と猛省。日本女子の増地克之監督は田代が4月中旬に左足首を痛め、乱取り再開は今月上旬だったことを明かし「少なからず不安や影響があったと思う」と代弁。本人は最後まで言い訳にすることはなかった。

 リオ五輪は3位決定戦で敗れ、母・ちず子さん(54)の「五輪の借りは五輪で返して」という思いも背負って臨んだ。「今まで何をしていたんだ」と自らを責めた27歳は、今後についても「ちょっと今は考えられない」と言葉少なだった。

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