五輪開会式で約4000食分の「食品ロス」 発注量の約4割、組織委が謝罪

2021年07月28日 13:27

五輪

五輪開会式で約4000食分の「食品ロス」 発注量の約4割、組織委が謝罪
国立競技場と五輪マーク Photo By スポニチ
 東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、国立競技場で23日に開かれた五輪開会式で約4000食分の「食品ロス」が生じていたことを明らかにした。スタッフやボランティアのために用意された食事で、「数千食のフードロス」などと一部で報じられていた。当日の発注量は約1万食分で、約4割が消費できなかったことになる。
 組織委の高谷正哲スポークスパーソン(SP)によると、事業委託の関係上、詳細なデータは公表できなものの、先週までに複数の会場で「食品ロス」が発生し、「おおむね2~3割の余剰が生じていた」という。今週から最適化されていると説明し、消費されなかった食事については飼料への転用や再生ガスへのリサイクルを行っているとした上で、「多くの食品ロスが生じた事実についてはおわび申し上げたい」と話した。

 高谷SPは開会式の食事は20日に発注されたもので、無観客決定によるスタッフ人数の調整などとは無関係という。原因についてはスタッフの人数が多かったため元々発注量自体が多く「当日のシフトの関係もあって誤差が生じた」ほか、事前に食事を摂ったり、業務のプレッシャーや忙しくて食べられなかったケースがあると推察した。損失額に関しては契約の関係もあり、「間違いなく公表しない」とした。

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