明大 天理大にリベンジで8強入り 次戦は早大と再度激突
2021年12月19日 05:30
ラグビー
昨年度は日本代表WTBフィフィタ(現花園)ら黄金世代の4年生が君臨した天理大にセットプレーでも崩されたが、内容でもやり返した。スクラムで圧倒し、後半17分にはゴール前ペナルティーでスクラムを選択。ボールが入ると一気に押し込んで認定トライを奪った。SH飯沼主将は「FWを信頼して選択した。FWのおかげの勝利」と感謝した。
重戦車の復活以上に、飯沼本人の復活が大きな意味を持つ。2週前の早大戦は単調な攻撃を繰り返し、7―17で敗戦。「負けに意味があると思う」と自分を見つめ直した。見つけた答えは「主将はパフォーマンスでチームを勢いづかせることが一番」。副将らの支えもあり、個のプレー向上に努めて前半13分には自らトライ。後半36分ごろには自陣ゴール前のジャッカルでピンチを防ぎ、「苦しかった時期が報われたなと思う」と話した。
リベンジマッチ第2弾は早大戦となる。選手権での直近2回の対戦だった18、19年度は、対抗戦と勝者が入れ替わった。神鳥監督が「そうあってほしい」と話せば、飯沼も「(優勝まで)険しい道だが、全部勝ったら最高のストーリーになる」。指揮官が語ったという青写真の実現へ、次は宿敵を討つ。
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