ラプターズの連勝が5でストップ 延長でレイカーズに苦杯 第4Qの大詰めで痛恨のミス

2022年03月19日 12:11

バスケット

ラプターズの連勝が5でストップ 延長でレイカーズに苦杯 第4Qの大詰めで痛恨のミス
第4Qの土壇場で貴重なスティールと3点シュートを決めたレイカーズのウエストブルック(AP) Photo By AP
 NBA東地区全体で7位につけているラプターズは地元トロント(カナダ・オンタリオ州)で3連敗中だったレイカーズに延長の末に123―128(前半55―58、延長7―12)で敗れて39勝31敗。新人のスコッティー・バーンズ(20)が31得点と17リバウンドをマークしたものの、連勝は5でストップした。
 ラプターズは第4Qの残り13・6秒、ゲイリー・トレントJR(23)の3点シュートで116―113。このあとレイカーズはレブロン・ジェームズ(37)とラッセル・ウエストブルック(33)の2人がいずれも3点シュートを外し、ラプターズは残り10・3秒でマイボールとなっていた。

 しかしタイムアウト明けのスローインでバーンズが、密着マークを受けていたプレシャス・アチューワ(22)に体勢が崩れる位置にボールを投げてしまい、アチューワが“苦渋の選択”としてバーンズに折り返しで投げたパスをウエストブルックがスティール(アチューワのターンオーバー)。そのままフロントコートにボールを運んで残り0・9秒、起死回生の3点シュートを決めてラプターズを延長に引きずり込んだ。

 ラプターズは延長残り51・8秒でも1点をリードしたものの、ここからエイブリー・ブラドリー(31)に3点シュートとフリースロー2本を決められて4点差。延長戦(5分)では今季2勝2敗となった。

 渡辺雄太(27)は3試合連続で出番なし。トレントJRが23得点、フレッド・バンブリート(28)は20得点、パスカル・シアカム(27)は17得点を記録したものの、大詰めでのミスが響いて6連勝を逃した。

 19日にウィザーズ戦を控えているレイカーズは4試合ぶりの白星で30勝40敗。延長では今季7勝2敗となった。ウエストブルックは22得点、10リバウンド、10アシスト。17試合ぶり、今季10回目のトリプルダブルを達成した。

 得点ランクで3位につけているジェームズは第4Q以降の19得点を含め、両軍最多の36得点を挙げて今季の平均では29・65。試合のなかった同2位ヤニス・アデトクンボ(27=バックス、29・80)とは0・15差、この日のマーベリクス戦で32得点を記録した1位のジョエル・エンビード(28=76ers、29・98)とは0・33差にまで接近しており、3人がタイトルを争ったケースとしては現時点でNBA史上最少点差となっている。

 ジェームズはあすウィザーズと対戦するが、今月11日のこのカードでは50得点。14シーズンぶり2度目のタイトルを奪取するには、ウィザーズ戦で再び得点を“量産”しておきたいところだろう。

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