平野流佳 超大技キャブ・トリプルコーク1440失敗も初優勝「今後の自信に」

2022年03月22日 05:30

スノーボード

平野流佳 超大技キャブ・トリプルコーク1440失敗も初優勝「今後の自信に」
スノーボード全日本選手権ハーフパイプ男子で優勝した(左から)平野流佳、2位の戸塚優斗、3位の平野海祝 Photo By スポニチ
 スノーボード全日本選手権は21日、青森スプリング・スキーリゾートでハーフパイプ決勝が行われ、男子は北京五輪12位の平野流佳(20=太成学院大)が2本目に91・00点をマークし初優勝した。3本目にはキャブ(逆足前)のトリプルコーク1440に挑戦。着地に失敗したが、シーズン最後の公式戦で次の4年につなげるタイトルを獲得した。女子は北京銅メダルの冨田せな(22=アルビレックス新潟)が92・00点で2大会ぶり3度目の優勝を飾った。
 勝負の3本目。公式戦では平野歩夢のみが成功させている超大技に挑んだ平野流。北京五輪金メダリストとは異なり4発目、しかも難易度がより高いとされるキャブでの試みは回転不足で転倒。それでも比較的サイズの小さいパイプで果敢な姿勢を示し、「全然回っていないが、一応、3回くらいは回っていた。回転速度と高さがあれば、決められるというのは見えた」と手応えを得た様子だった。

 その後に同学年で幼少期から背中を追ってきた戸塚が90・00点を出したが、1点差しのいで初優勝。W杯開幕戦優勝、初の五輪と飛躍のシーズンを締めくくり、「W杯とあまり変わらない(レベルの大会)。今後の自信につながる」と話す。オフは基礎体力の強化に着手し、来季こそ超大技を成功させる。

 ≪女子は冨田せな貫禄V≫冨田せなが五輪メダリストの貫禄を示した。1本目は妹・るき(チームJWSC)に次ぐ2番手に甘んじたが、2本目に6人中ただ一人、横2回転半技を成功させて、唯一の90点台をマーク。今大会は新潟から車で10時間をかけて両親も応援に駆け付けており、「両親が見る機会が少ないので、優勝できて良かった」と優勝と姉妹ワンツーを喜んだ。4年後を目指すかは態度を保留したままだが、「大会自体は好き。楽しいし、いろんな選手と交流できる」と話した。

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