若隆景が初優勝 高安との優勝決定戦制す!新関脇Vは86年ぶり、福島県出身としても50年ぶり快挙

2022年03月27日 17:41

相撲

若隆景が初優勝 高安との優勝決定戦制す!新関脇Vは86年ぶり、福島県出身としても50年ぶり快挙
<春場所千秋楽>高安を上手出し投げで破り優勝を決める若隆景(右)(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 大相撲春場所は27日、エディオンアリーナ大阪で千秋楽の取組が行われ、14日目に首位タイに並んだ新関脇・若隆景(27=荒汐部屋)、平幕・高安(32=田子ノ浦部屋)がともに敗れ3敗目。優勝決定戦までもつれることになり、若隆景が高安との直接対決を制し初優勝。福島県出身としては72年初場所の初代栃東以来、50年ぶりとなる幕内優勝を決めた。また、新関脇の優勝は36年の双葉山以来、86年ぶりの快挙となった。
 2敗の高安と若隆景、3敗の琴ノ若の3人に絞られた優勝争いは、まず琴ノ若が脱落。小結・豊昇龍に下手出し投げで敗れ4敗目を喫した。勝った豊昇龍は8勝目を挙げ勝ち越しを決めた。

 次に登場した高安は阿炎に送り倒しで敗れ3敗目。勝てば初優勝が決まる若隆景だったが、正代に寄り切りで敗れ、優勝争いは21年夏場所以来(○横綱照ノ富士-大関貴景勝●)の決定戦までもつれることになった。

 優勝決定戦では見応えある一番となり、最後は土俵際で粘った若隆景が上手出し投げで高安を下し初優勝を決めた。

 また、前日に4敗目を喫し優勝争いから脱落した御嶽海は、貴景勝との大関対決を上手出し投げで制し11勝目を挙げた。

 ▼若隆景 (優勝の実感は)まだちょっと分からないです。優勝決定戦では、最後何とか残せたっていうのは自分の感覚としてはあります。家族にはいつも支えてもらっているので、いいところを見せられ良かった。震災から11年経って、まだまだ復興も進んでないところもあるんで、こういう風に自分が土俵で精いっぱい戦っている姿を(今後も)届けられたらと思います。

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