【かなだいと一問一答】初舞台16位「突っ走ってきたので気持ちにバケーションをあげたい」

2022年03月27日 07:13

フィギュアスケート

【かなだいと一問一答】初舞台16位「突っ走ってきたので気持ちにバケーションをあげたい」
<世界フィギュア2022>演技する村元哉中&高橋大輔(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2022年3月26日    フランス・モンペリエ )】 アイスダンス・リズムダンス15位の村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)はフリーダンスで16位の96・48点をマークし、合計164・25点で初の世界舞台を16位で終えた。クラシックバレエの「ラ・バヤデール」の優雅な音楽に合わせ、今季を締めくくる演技を披露。演技後の主な一問一答は以下の通り。
 ――終わっての感想は。

 高橋「リズム、フリーともにちょっと大きなミスをしてしまったので、両方ともまとめられなかった点は、すごく悔しかったですし。練習をしてきてなくこういう結果ではなく、練習を積んできてこういう出来だったので。そこら辺の悔しさといったものがすごく大きかったんですけど、ただ、やっぱり本番で力を出す、本番の力がたぶん全てだと思うので、そこを出し切れなかったというところはまだ実力不足といったところがあるんだなと実感しましたし。やっぱり改めて世界選手権、世界のトップを肌で、間近で感じたこの世界選手権は、本当に自分にとって改めてすごく良い経験になりましたし。最後はちょっと思い描くいい形で締めくくれなかったかもしれないですけど、これまでの経験といったものは、自分たちにとってはすごく大きな素晴らしい経験だったんじゃないかなというふうに思います」

 村元「一言で言うと本当に、これだけ試合が終わって悔しいと思ったのは初めてで、練習ですごい、本当にすごいいい練習が積めて自信を持って挑んだ試合の中で、やはりこういった練習でしないミスとかが出てしまうというのが本当に何でだろうと。でも改めて大ちゃんと組んで2年目ということで、国際試合もまだ4試合目ですし。コロナ禍もあって、ケガもあって、その中でもここまで来られたというのと、世界選手権で世界のチームと戦えて自分たちの位置がどこにあるのかというのはすごい実感したので。まあ、悔しいのはあるんですけど、何だろう…満足とかではないな…」

 高橋「悔しい?」

 村元「やり切ったでもないんですけど、なんて言うのかな、悔しいが一番大きいです」

 ――高橋は何度も世界選手権を経験しているが、滑る前の気持ちは全然違ったか。

 高橋「全然やっぱり、シングルとアイスダンスと、どうなんですかね、もともとメンタルが強い方ではなかったので。やっぱり2人で合わせていく難しさというのが、ピークを合わせるというか。そこはやっぱり本当にいろいろ経験を積んでいってこそ、経験を積めば積むほどそういったものがすごく大きいじゃないかなというのがやっぱり。ちょっとしたこう、きょうの朝の公式練習で、リフトを新しく変えたリフトが、それまではあまり、あそこまで続けてミスすることはなかったんですけど。曲かけの中ではすごい調子がよかったので、リフトで急に崩れて、そういったちょっとしたものが、大きなものにつながってくるといったところは、やっぱり2人で試合だったり緊張感だったり、そこを経験を積んでいくというところの経験値のなさといったものが、もしかしたら出たのかと思いますし、そこはシングルは自分ひとりでカバーできますけど、2人でどうカバーしていくかというところはやっぱりどんどん経験を積まないと難しい部分ではあるのかなと少し改めて感じましたし。まあローテーショナルリフトまではお互いすごくいい感じだなというふうに、本番中も感じてはいたので、そうしたちょっとしたズレというのが後半にどんどんどんどん響いていったところは、やっぱりそういう経験値の部分なのかなと思っていますけど、でもやっぱりそれを経験してみないと分からないですし。今シーズンの中でも、いろんな経験を積んで、それをどう次の試合、次の試合ってリカバリーしながらやってきたんですけど。やっぱりまだまだ時間が足りなかったのかなということにはなるのかなというふうには感じています。なので悔しいと言った部分と、仕方ないよねといった部分と。そういう気持ちが言葉で表現しにくい部分なのかなという。やり切っていないわけではない、全然こう、精いっぱい自分たちでやってきたので、それが出せなかったという、仕方なさと、悔しさと、でも頑張ったよねというのと、なんかいろんな気持ちが、今の気持ちだと思うんですけど。

 ――演技で良かったところは。

 村元「リズムダンスもフリーダンスも含めて、自分たちの表現とかパフォーマンスといった部分で、自分たちが表現したいのを、出し切ったかなという。それはすごいよかったかなと思いますし」

 高橋「細かいミスはあったけど、パフォーマンスをするといった中で緊張感だったりとかそういった中でもパフォーマンスというところは、できた」

 村元「自分たちの世界に浸るというのかな。それはできたのかな」

 高橋「いろんなことがありながらも、表現することはできたと思うので、そこは今シーズン、成長できたところなのかなって、先シーズンから今シーズンにかけて」

 ――今後も続ける意思表示は。

 高橋「とりあえず世界選手権が今、終わったばっかりで。この2年間、突っ走ってきたので気持ちにバケーションをあげてしっかり考えたい。今後についても、この世界選手権の経験は未来につながる大会だった。でも、まだ終わったたばっかりなので、今は世界選手権を楽しんでいたい」

 ――2シーズンで最も成長したところは。

 村元「全部ですね。試合を通じて世界のトップチームと変わらないレベルをもらえたり。この世界選手権では技術面ではミスが多かったんですけど、パフォーマンス、お客さんに何か伝える部分では成長できた」

 高橋「僕はゼロからのスタートだった。本当に成長しかなかった。先シーズンはアイスダンサーという実感がなかったんですけど、今シーズンに入ってアイスダンサーになれたのかなと少しずつ思えるようになった。少しずつ自信を持てる部分が増えてきたところは成長だろうし。ポテンシャルとしてはまだまだ、まだ先のことは決めてないですけど。まだこれで100%ではないと感じている感じている。まだ成長過程なんじゃないかと思っている」

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