ラグビー神戸 もはや崖っぷち 5試合残して4位・横浜とは勝ち点差11 「決定力が少し足りなかった」

2022年03月27日 18:51

ラグビー

ラグビー神戸 もはや崖っぷち 5試合残して4位・横浜とは勝ち点差11 「決定力が少し足りなかった」
 BL東京に敗れた神戸の選手たち=花園 Photo By 共同
 【ラグビーリーグワン第11節   神戸35―46BL東京 ( 2022年3月27日    花園 )】 リーグワン初代王者を決める上位4チームによるプレーオフ進出へ生き残りを懸けた大事な一戦。7位・神戸は6位・BL東京に競り負けて勝ち点を上乗せすることはできず。5試合を残して4位・横浜との勝ち点差は11と崖っぷちまで追い込まれた。
 「大事なゲームであることは分かってた。結果が伴わなかったのは非常に残念だけど、選手は全力を尽くしたと思う。チャンスは多くつくったけど、決定力という部分が少し足りなかった」

 痛恨の一敗にデーブ・ディロン・ヘッドコーチ(46)の声にもいつもの力がなかった。

 14―20で迎えた後半11分、途中出場のSOヘイデン・パーカー(31)からのキックパスを受けたWTBアタアタ・モエアキオラ(26)が右タッチライン際を快走して相手DFの反則を誘い、日本代表プロップ中島イシレリ(32)が一瞬の隙を突いた素早いリスタートでゴール右へトライ。ゲームキャプテンを務めるCTB李承信(21)のコンバージョンも決まってこの試合、初めてリードを奪ったが、その7分後に相手CTBセタ・タマニバル(30)に逆転トライを許すと再び試合の流れはBL東京に。56―21で快勝した3月12日のBR東京戦に続く今季初の実施試合連勝はならなかった。

 世界最高の13と称される南アフリカ代表WTBルカニョ・アム(28)がこの試合でリーグワンデビュー。80分間フル出場し、後半7分には自陣から左右にステップを切りながら40メートルを快走。同29分には相手タックルを受けながら正確なパスでパーカーのトライをアシストするなど、世界基準の速さと強さを見せた。

 「どんな試合でも成長の余地というのはあるもの。神戸には何とかしようという気持ちはある。自ら切りひらいて多くのチャンスもつくっていたから」

 世界の走りと神戸ラグビーの融合が進んでいくのはこれから。ニュージーランド代表キャップ84の万能型バックス、ベン・スミス(35)の神戸復帰も秒読みに入った。

 残り5試合には3位・埼玉、2位・東京ベイ、4位・横浜との直接対決も含まれる。ここで歩みを止めるわけにはいかない。

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