国内5勝の西郷真央が初メジャーで18位好発進「凄く楽しくプレーできた」 全米女子OP

2022年06月03日 12:08

ゴルフ

国内5勝の西郷真央が初メジャーで18位好発進「凄く楽しくプレーできた」 全米女子OP
第1ラウンド、9番でティーショットを放つ西郷真央 Photo By 共同
 【米女子ゴルフツアー 全米女子オープン第1日 ( 2022年6月2日    ノースカロライナ州パインニードルズGC=6638ヤード、パー71 )】 米ツアー初出場の西郷真央(20=島津製作所)が3バーディー、2ボギーの70にスコアをまとめ、小祝さくら(24=ニトリ)とともに日本勢最上位の18位発進した。首位とは6打差。すでに国内ツアーで5勝をマークし、日本で最も勢いのある20歳が女子ゴルファー世界No.1を決める舞台でも実力を発揮した。64をマークしたミナ・ハリガエ(32=米国)が単独首位に立っている。
 初めての米ツアー参戦で、もちろんメジャー挑戦も初めて。だけど、西郷は「緊張は全くしていなくて」とはにかんだ。今季国内ツアー5勝の実績に裏打ちされた、日本勢最上位の18位発進。大舞台にも臆することなく、むしろ楽しんでいる。

 「もう凄く楽しくプレーできました。すれ違うボランティアの方が“Hi”と声を掛けてくれて明るい気持ちでラウンドできて。初日にアンダーパーで回れて良かったなって」

 前夜に同組の金阿林(韓国)、サグストロム(スウェーデン)の情報をチェック。両者ともツアートップクラスの飛ばし屋だと知って「凄い組」と驚きつつ、「自分のプレーに徹しよう」と決めた。時にティーショットで20ヤード置いて行かれながらも、「フェアウエーを捉えるのを第一優先にマネジメント」。狭いホールでは7割の「緩まない程度」の力感でスイング。その結果、フェアウエーキープ率は100%に達した。だからこそ砲台の硬く締まったグリーンで11番で2メートル、6番で3メートルに第2打を寄せ、バーディーを奪うことができた。

 直近に出場した2週前の国内ツアー、ブリヂストン・レディースで5勝目を挙げて渡米。師事する尾崎将司からは「積み重ねてきたものを全力で出せるようしっかりやってこい」と激励を受けた。その師匠から授かった“素振り棒”2本を持参。もちろん、この日も朝の練習場で振ってからラウンドに出た。

 「午後スタートなのでコンディションも変わる。しっかり対応して全力で頑張りたいです」と西郷。さらなる上位を目指し、第2ラウンドに臨む。

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