松岡修造氏おいの辻雄康「チャレンジしたい」慈善試合ステップにW杯目指す 11日チャリティーマッチ

2022年06月09日 20:18

ラグビー

松岡修造氏おいの辻雄康「チャレンジしたい」慈善試合ステップにW杯目指す 11日チャリティーマッチ
オンライン取材に応じる辻雄康 Photo By スポニチ
 今年1月の大規模噴火と津波で被災したトンガの復興支援のため、11日に開催されるラグビーのチャリティーマッチ(東京・秩父宮ラグビー場)に臨む「エマージングブロッサムズ」(日本代表の実質的な2軍で構成されるチーム)の先発に選ばれたロック辻雄康(26=東京SG)が9日、オンラインで取材に応じ、「単純に先発に選んでもらったのはうれしいし、チャンスだと思っている。まずは自分に勝って、相手にも勝ちたい」と並々ならぬ意気込みを示した。
 元テニスプレーヤーの松岡修造氏のおいとして知られる辻は、今季は所属の東京SGで主力に定着し、プレーオフ決勝を含む13試合に出場。フィジカルを生かしたプレーでチームの準優勝に貢献した。そうした活躍がジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチの目に留まり、2軍に当たるナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)ながら、代表活動に初招集。「積み重ねてきたことが評価されたと感じている。自分のパワーを発揮するため、必要なトレーニングを考えて取り組んできた」と語った。

 1メートル90とロックとしては決して身長は高くないが、慶応高―慶大時代からロック一本にこだわりプレーを続ける。同程度の体格の日本人選手の多くが、トップカテゴリーではFW第3列に転向して活路を見いだしていく中、辻は「まずはロックで一番になって試合に出ることを考えていた。そこができたら、次のポジションにチャレンジすればいい」とこだわりを表現。「ロックで(代表に)選ばれるのは難しいが、自分にできるのは実力を積むことだけ」と話した。

 世界で活躍した叔父に続けと、今回の慈善試合を経て初キャップ獲得、正規の日本代表昇格と夢見る。来年に迫るW杯についても「目の前のことに100%取り組んで、チャレンジしたい」とキッパリ。もの静かな性格ながら内に熱い物を秘める26歳が、2日後の一戦に全身全霊を傾ける。

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