叔父・松岡修造氏からも祝福メール ロック辻雄康「W杯に出たい」ラグビー日本代表宮崎合宿
2022年06月15日 17:49
ラグビー
初めて参加する日本代表での練習は、この日が3日目。「雰囲気は(NDSと)同じ」としながらも、「コンタクト強度はかなり高い。今までで一番。体験したことがないきつさ」と言葉に実感を込める。それでも「全く通用しなかったとか、今日はいけたとか、心境が変化しているのを感じる」と手応えもつかんでいる様子だった。
19年W杯では史上初の8強入りを果たした日本代表だが、ロックに日本生まれの選手は不在だった。1メートル90と、このポジションでは決して大きくない辻にとっても、今後の代表定着や来年に迫ったW杯フランス大会出場へのハードルは決して低くない。それでも「外国出身の選手にフィジカルでもセットプレーでも勝たないといけない。周りとのコミュニケーション、スピード、低さで、2メートル級の中でも目立てるようにアピールするしかない」。現在もサントリーの社員選手とプレーしており、15年W杯代表でOBの真壁伸弥氏には「会社でフロアが一緒なので、ラグビーのことを聞きに行っている」と明かした。
叔父は元プロテニス選手の松岡修造氏。5月末にNDSへの招集が決まった際には、祝福のメールをもらったという。「おじさんだが、家族としても人としても尊敬している。凄くうれしかった」と話す。ぼくとつな雰囲気を漂わせながらも、内には叔父同様に熱いハートを持つ辻。「W杯に出たい。まず1キャップ目をつかんで、できることを毎日やっていきたい」と言葉に力を込めた。