「経験したことのない強度」初招集の中尾隼太 日本代表のレベルを実感

2022年06月15日 20:48

ラグビー

「経験したことのない強度」初招集の中尾隼太 日本代表のレベルを実感
攻守の動きを落とし込む練習でパスを出す中尾隼太(左) Photo By スポニチ
 ラグビー日本代表は15日、宮崎市内で行っている強化合宿を報道陣に公開。初招集を受けて参加中のSO/CTB中尾隼太(27=BL東京)は「今まで経験したことのない強度で練習をして、毎日を終えるのに大変という、精いっぱいな感じ」と初々しく語った。
 伝統的に“親に見せられない練習”と形容される厳しさで知られるBL東京所属だが、朝昼晩の3部練習、中身の濃いミーティングも相まって、疲労困ぱいのようす。それでも「(今は)難しさ9、面白さ1。練習に付いていくのが大変だが、このチームの戦術を理解して、最低限できたところで楽しさが生まれると思う」と前向きに話した。

 今夏の日本代表に招集されたSOは中尾と山沢拓也(埼玉)、李承信(神戸)と代表ではほとんど実績のない3人。だからこそ切磋琢磨(せっさたくま)しながら互いに学び合い、日々を過ごしている。天才肌との定評がある山沢からは「彼なりの考えを元にキックの判断をしているので、それを教えてもらっている」。年下の李からも「取り組む姿勢、準備と集中力、態度が素晴らしい」と刺激を受けていることを明かした。

 攻撃を担当するトニー・ブラウン・コーチからはキックスキルの手ほどきを受けているそうで、「試合で発揮したい。飛距離ももっと伸ばせると思う」。口調は柔らかな薩摩隼人(はやと)が、世界で戦うために日々進化を遂げる。

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