日本バスケット界のレジェンド52歳折茂武彦 2年待った引退試合で42得点

2022年06月18日 16:45

バスケット

日本バスケット界のレジェンド52歳折茂武彦 2年待った引退試合で42得点
最後にコートにキスをする折茂(撮影・武田 政樹) Photo By スポニチ
 Bリーグ・レバンガ北海道で19~20年シーズン限りで現役を引退した元日本代表のSG折茂武彦(52)が18日、札幌市の北海きたえーるで引退試合に臨んだ。20年6月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で中止。昨年も実施を模索したが、延期されていた。
 2年待って行われたビッグゲームには盟友のPG佐古賢一(51=北海道ヘッドコーチ)をはじめとする日本代表時代の同僚や、田臥勇太(41=宇都宮)らBリーグの現役・OBスター選手が集結。この試合のためにトレーニングと一日1食の食事制限で4キロ減量し、現役時代のベスト体重77キロを取り戻した折茂は次々と得点を決めた。日本出身選手史上初の通算1万得点を達成したシューターの手から、面白いように42得点が生み出され、4000人以上のファンが沸いた。

 折茂はトヨタ自動車(現アルバルク東京)で14年プレーし、07年にレラカムイ北海道に移籍。運営母体が経営難に陥り、11年に自ら代表となってレバンガ北海道を立ち上げた。異色の社長兼選手となり、北海道でのプレーは計13年に及んだ。

 「皆さんのご協力でこんな素晴らしい舞台を用意してくださったこと改めて感謝を申し上げます。皆さんの満足するプレーにはほど遠かったかなと思いますが、自分自身、できる範囲で準備はしてきたつもりです。参加してくれた選手がいい舞台で僕をアシストしてくれました。シュートが入り、皆さんに拍手してもらえる。その中でプレーできた27年間、幸せなバスケットボール人生だったと思います」。観客へのあいさつを終えると、仲間たちの手でレバンガ北海道の永久欠番となっている背番号の数と同じ9回、胴上げされた。

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