松山 会心バーディー締め4差イーブンパー発進 「9番のようなプレーが最初からできるように」

2022年06月18日 02:30

ゴルフ

松山 会心バーディー締め4差イーブンパー発進 「9番のようなプレーが最初からできるように」
トップと4差26位でスタートを切った松山(AP) Photo By AP
 【米男子ゴルフツアー 全米オープン第1日 ( 2022年6月16日    マサチューセッツ州 ザ・カントリークラブ=7254ヤード、パー70 )】 日本勢7人の先陣を切って出た21年マスターズ王者の松山英樹(30=LEXUS)は強風の中、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70とスコアをまとめ、首位とは4打差のイーブンパー、26位とまずまずのスタートを切った。カナダのアダム・ハドウィン(34)が4アンダーで首位。松山と同組で回ったロリー・マキロイ(33=英国)ら5人が首位に1打差の3アンダー、2位で2日目を迎えた。
 コロナ禍以前に戻った大観衆の声援は同組のマキロイに集中したが、そんなことには我関せず。松山はじっと自分のゴルフと向き合っていた。

 「最後は良かったんで。9番のようなプレーが最初からできるように頑張ります」

 実測432ヤードの最終9番パー4。右に広がる池のリスクを消すため第1打をウッドで刻み、フェアウエーをキープ。残り約200ヤードの第2打には左からの向かい風も計算に入れて5Iを抜き取りピン左3メートルに運んだ。マキロイがほぼ同じ位置から先にパーパットを打つ幸運もあってスライスラインをズドンと沈めた。第1打からイメージ通りにショットがつながったこの有終バーディーが松山に大きな手応えを残した。

 2週前のメモリアル・トーナメント初日に使用クラブの規定違反による失格などもあって実戦で18ホールを回るのは全米プロ以来ほぼ4週間ぶり。試合勘に不安を抱える松山が初日の課題としていたのが、本人が「つなぎ」と表現するロングゲームとショートゲームの連動だった。

 序盤の11番パー3で1・5メートルのパットを沈め、幸先良くバーディーを奪ったが直後の12番パー4では1Wの第1打をカート道路のさらに左まで曲げるミスもあってダブルボギー。一時、2オーバーまでスコアを落としたが、その後も丁寧に調整を進め、最終9番でピタリ長短のゲームのつなぎ目を合わせた。

 「悪くはなかったと思います」と自ら及第点を与えた滑り出し。ホールアウト後はマキロイらを指導する名伯楽ピート・コーウェン氏と下半身の動きなどについて意見交換。2日目以降に備えた。

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