松山、7バーディー締め 最終日に意地見せた初60台 1番チップインパーに万歳

2022年07月18日 05:20

ゴルフ

松山、7バーディー締め 最終日に意地見せた初60台 1番チップインパーに万歳
<全英オープン・最終日>第4ラウンド1番、2だめをウォーターハザードに入れアンプレアブルとなり4打目を直接入れ喜ぶ松山英樹(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【米男子ゴルフツアー 第150回全英オープン最終日 ( 2022年7月17日    スコットランド・セントアンドリュース・オールドC=7313ヤード、パー72 )】 80位から出た松山英樹(30=LEXUS)は7バーディー、2ボギーの67で回り、通算2アンダーでホールアウトした。最終日に4日間で初めての60台をマークする意地を見せた。桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は69で回り、通算5アンダーで最終日を終え、日本人最上位を確定させた。第3ラウンドを終えてビクトル・ホブラン(24=ノルウェー)とロリー・マキロイ(33=英国)が通算16アンダーで首位に立っている。
 聖地セントアンドリュースの女神は最終日にほほ笑んだ。1番パー4、残り89ヤードの第2打はグリーン手前のクリークにつかまるが、そこからが松山の真骨頂。ドロップした後、残り18ヤードのアプローチを直接入れ、チップインパー。「スタートがああいう形で波に乗れたかなと思う」。両手を広げて万歳。珍しく白い歯を見せた。

 次々と「前日の敵」にリベンジしていく。悪夢の4パットでトリプルボギーを叩いた6番は第2打を1メートルにつけてバーディー。後半もバンカー脱出に2打を要し、ダブルボギーを叩いた14番パー5で2オンに成功し、楽々バーディー。終わってみれば100個以上点在するバンカーは全て避け、7バーディーの猛チャージだった。

 開幕前、マキロイらを指導する名伯楽ピート・コーウェン氏の指導も受けた。「ショットは試しながらやってる。まだはまらない感じ。どう振ればいいか分からない中、途中まではいい感じで打てた」。朝の練習から好調の兆しがあったという最終日、クリークに入れた1番の第2打も納得の一打だったからこそ会心のチップインにつながった。

 3パットが3回あった中、今大会4日目にして初の60台をマークしたのはマスターズ覇者の意地か。今季のメジャーは4戦が終了。松山は「(今季は)全米オープン以外、良くない。来年は4つとも上位で戦えるようにしたい」と言った。次戦は21日開幕の3Mオープン(米国)。全英の優勝争いは「見ませんっ」と笑うと足早に聖地を後にした。やはり王者の意地がある。

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