児玉が逃げ切りV「落ち着いてプレーできた」九州サーキット初出場初優勝

2022年07月23日 06:00

ゴルフ

児玉が逃げ切りV「落ち着いてプレーできた」九州サーキット初出場初優勝
<コーセーアールイーCUP最終日>通算13アンダーで初優勝の児玉はカップを手に笑顔 Photo By スポニチ
 【スポニチ後援九州サーキット第2回コーセーアールイーCUPオープンゴルフ最終日 ( 2022年7月22日    福岡県糸島市・伊都ゴルフクラブ=6844ヤード、パー72 )】 日大を今春、卒業したプロ1年目、児玉和生(かずき、22=TGA)が1イーグル、5バーディー、1ボギーの66をマーク。初日の首位を守り、通算13アンダーで九州サーキット初出場初優勝を決めた。1打差の2位は東北福祉大出身の岡村了(25=千葉・平川CC)。元賞金王・伊沢利光の長男、伊沢丈一郎(20=大手前大2年)は通算5アンダーの20位でベストアマを獲得した。
 児玉が初日の首位を守り、初優勝をつかみ取った。「初日同様にショットが寄ってパターも入ってくれた。だから落ち着いてプレーできた」。2、3番で連続、7番は2段グリーンの下から15メートルのロングパットを沈めるなど、前半だけで4バーディー。10番イーグルで通算13アンダーとし、後続に3打差をつけた。「後半はさすがにしびれてきた」と17番でバンカーにつかまり大会初のボギーを叩いたが、一度もトップを譲らず逃げ切った。

 愛媛・松山市出身で今春、日大ゴルフ部を卒業。福岡県宮若市のサンゴルフ&リゾートワカミヤコース(旧若宮GC)にトライアルゴルフアカデミー(TGA)研修生として入社した。来場者のバッグ受けやキャディー業務をこなしながら連日夜8~9時までボールを叩き8月末の最終プロテストに備える。「これまで多くのシード選手が九州サーキット優勝をきっかけに飛躍している。光栄に思うし大きな自信になる」。この優勝をバネに昨年ははね返された最終テストの壁を破るつもりだ。(中島 泉)

 《伊沢は後半失速も初のベストアマ》10番までに4バーディー(1ボギー)を奪い、一時は8アンダーまでスコアを伸ばした伊沢だが「後半はパターが入らなくなった」。11、13、15番でボギーを叩いて後退した。それでも20位で初のベストアマを獲得。「プロの試合で最終組は初めてだったので勉強になった。再来年はプロテストを受けるので今後も試合経験を積んでいきたい」と前向きだった。

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