【世界陸上】やり投げ銅・北口榛花、現地でも自然体「突然行きつけになった日本食屋さんがある」
2022年07月23日 13:58
陸上
競技後、取材エリアでの一問一答は以下の通り。
――投てき内容で6本で満足したものはなかった?
「満足した感じはしていないです。コーチに1本目終わったら65って言われて、今日65メートル狙えそうと言われてやっていたので。バーバー選手が66投げたのは、やっぱり強いなと思いました」
――一番思い出すことは。
「なんか一番はなくて、まんべんなくつらかった。大学2年くらいから、ちょっと自分が世界にいかなきゃいけないプレッシャー、思いと、自分自身の投てきがうまくかみ合わなかったのがあった。その時期が戻れるかなって不安でした」
――メダルはどう?
「軽いですけど。自分の名前が掘ってあって、初めてで。一度自分が夢だったのがウイニングランを世界ユースで勝ったときしてなくて。ずっとしたいと思っていて。国歌も聞けたらよかったんですけど。国歌も聞けなかったんですよ、世界ユースの時は。だから、聞けたらよかったけど、ウイニングランという1つ夢をかなえたのでよかったです。(出遅れた?)なんか、走っていいの?3位も走っていいのかなと思いながら。1位だけなのかなと思いながらある歩いてました」
――パリへの第一歩になったか。
「(来夏世界選手権の)ブダペストがチェコからコーチの計算では近いっていう。600キロあるんですけど、車で行く気らしいので(笑い)。コーチの家族とかにも恩返しできるチャンスかなと思っていますし。パリに向けて入賞を目標にしていたんだけど。入賞を目標にしていて、メダル欲しくなってもくれないかなと思ったんですけど。でもこうやってメダルを今獲ることができて。また同じようにメダルを獲り続けて、最終的には一番良い色のメダルを獲れるようにやっていきたいなと思います」
――次はメダルを狙って獲りに行く感じか。
「まずは今季まだ転戦があるので。その中で、よりしのぎを削るというか、海外選手と投げ合うことを楽しむのもそうですし。そういう場をたくさん経験するのが、今後、世界選手権や五輪で異国でも自分のフォームで投げられるのが大事だと思うので、そういうふうにしていけたら。次はメダルを狙って、メダル獲ることを目標に頑張ります」
――選手もみんな知り合いな感じか?
「ほとんど今日の決勝のメンバーはいつもと同じメンバーだったので知らない選手はいなかった。なかなか話せない選手はまだいるので。選手もそうですし、観客の人に顔を覚えてもらうのも一つ大事だと思うので、世界中にファンをつくれたらいいなと思います」
――大会の雰囲気は。
「凄く温かくて、ホテルとかでもおめでとう~みたいな、今日のファイナルも頑張って!みたいな人もいたり。突然行きつけになった日本食屋さんがあるんですけど。そこのおじさんとかも凄く応援してくれたので。ちょっと、そこのおじさんに金メダル獲ったら明日タダにしてあげるよって言われたんだけど、ちょっと足りないかなと(笑い)、してくれないかな、これじゃって(笑い)。でも凄くアメリカ特有なのかわからないですけど、ヨーロッパでは絶対ないってコーチが言っていたので。凄くフレンドーなところでできて良かったですし、ウイニングランの時にみんな応援してくれたのでうれしかったです」
――そこで何を食べたか。
「たくさん食べましたけど(笑い)。カツ丼とか親子丼とかプルコギ?おいなりさんとかも食べました(笑い)。東京とんかつ、というところだったんですけど。コーチが気を使っているのか、コーチが食べたいのか分からないんですけど、コーチが日本食屋をめっちゃ推していた。何回も行ったら常連になっちゃいました」
――日本人がメダル獲った評価は。
「村上さんよりいいメダルを、と言われたんだけど、一緒になっちゃったんですけど(笑い)。先生にも、村上さんより良いメダルを獲ってこいと言われたんですけど。これを続けることが大事ですし、自分がやっていることは私だからできることではなく、みんなができることだと思って、日本のやり投げの選手がみんなで頑張っていけたらいいなと思ってます」
――キャプテンの役目。
「そういえば、キャプテンだった(笑い)。男子のキャプテンもちゃんとやっていたので。自分も後半初日でしたし、今日。勢いつけられたかなと思います」
――コーチの下で技術で変わったこと。
「助走が大きく変わったので、助走の部分が一番。それまで重点を置いていなかったけど、コーチに出会ってから、走ることや助走に重点を置くようになったかなと思います」
――今後の予定は。
「言っていいのかわからないです(笑い)。海外の試合には出るんですけど。ダイヤモンドリーグにも出る予定です。戻らないで、そのままヨーロッパに帰ります」
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