アントラージュがバレー女子代表強化に一役 復帰の籾井あき「トスは愛だよ」に感銘

2022年08月24日 19:41

バレーボール

アントラージュがバレー女子代表強化に一役 復帰の籾井あき「トスは愛だよ」に感銘
オンライン取材で右手甲の手術痕を見せるバレーボール女子日本代表の籾井あき Photo By スポニチ
 バレーボール女子の世界選手権(9月23日開幕=オランダ、ポーランド)に向けて都内で合宿中の日本代表が24日、オンライン取材に応じ、真鍋政義監督(59)は自らの発案で発足させた「アントラージュfromロンドン」について、「かなり選手には刺激になっていると思います」と成果を強調した。
 5年ぶりに代表監督に復帰した指揮官は、東京五輪が1年延期となったことでパリ五輪までの残された期間が少ないことからオールジャパン体制で強化するため、12年ロンドン五輪で銅メダルを獲得した当時のメンバー13人に協力を要請し、「アントラージュ」を発足させた。荒木絵里香さん、竹下佳江さん、木村沙織さんらが国内合宿を訪れている。

 エースで主将の古賀紗理那(26=NEC)は竹下さんから「勝つ雰囲気を作るのも大切」と助言されたという。また、島村春世(30=NEC)は荒木さんに「ブロックの時に(相手の)どこを見て判断しますか?」と質問。島村自身はセッターの手元を見て判断していたが、「絵里香さんは見てなくて(トスが)出た後にどれだけ反応できるか、とアドバイスをもらったので実行してみようと思っている」と明かした。

 昨夏の東京五輪代表の籾井あき(21=JT)は、右手甲を骨折して手術したため、6~7月のネーションションズリーグに招集されなかったが、鹿児島県薩摩川内市での合宿から合流。同じセッターのポジションだった竹下さんから「トスは愛だよ」の言葉を聞かされ、「改めて、そうだよなと思った。ハッとさせられたというか、原点に帰ったみたいな感じだった」と振り返った。プレーはもちろん、アタッカーと信頼関係をつくるため、よりコミュニケーションにも務めるようになったという。

おすすめテーマ

2022年08月24日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム