前回女王・山口茜 34分圧勝発進 日本勢初の連覇へ気負いなし「気にせずやりたい」

2022年08月24日 04:30

バドミントン

前回女王・山口茜 34分圧勝発進 日本勢初の連覇へ気負いなし「気にせずやりたい」
女子シングルス2回戦でリターンを打つ山口 Photo By スポニチ
 【バドミントン世界選手権第2日・女子シングルス2回戦   山口2ー0トゥンジュン ( 2022年8月23日    東京体育館 )】 各種目の1、2回戦が行われ、女子シングルス世界ランキング1位で前回大会女王の山口茜(25=再春館製薬所)が同24位のグレゴリアマリスカ・トゥンジュン(23=インドネシア)に2―0でストレート勝ちした。直近2連敗中の難敵をわずか34分で退け、連覇へ好発進。25日の3回戦で同14位の高橋沙也加(30=BIPROGY)と対戦する。
 連覇への第一関門を突破し、山口は胸をなで下ろした。相手は過去8勝3敗と勝ち越しているトゥンジュンだが、今年6、7月のマレーシア・オープン、同マスターズで直近2連敗中。「緊張はそんなになかった」と振り返りつつも「直近負けている選手だったので、結果が気になっていた」と不安を抱えながらの試合だった。

 相手の得意のスタイルを封じることを心がけた。「最近の試合は相手の一球一球に対する準備が足りていなかった」と反省を込め、ネット際やスピードショットなどでの低い展開にならないため、打点の高いショットなどでコートを広く使いながらラリーを展開。第1ゲーム中盤には8連続得点を挙げるなど主導権を握り、34分のストレートで圧勝した。

 昨夏の東京五輪は16年リオデジャネイロ五輪と同じ準々決勝で敗れた。「気持ちの面で普段は結果を意識することは少ないが、考え過ぎたところはあった」と振り返る。守勢に回る時間が長く、持ち味の攻撃的なスタイルを出せずに涙。だから今大会は自国開催でも気負いすぎず「ディフェンディングチャンピオンというのは気にせずやりたい」。久々の国内有観客試合でも「難しいですけど、雰囲気とか日本っぽい」と楽しむ余裕もある。

 3回戦は高橋との日本勢対決となる。「2ゲーム目の終盤しか余裕を持ってプレーできなかった」と初戦を振り返ったトップランカーは「自分からラリーをつくる工夫をしたい」。同種目で日本勢初となる世界連覇へ、ギアを上げていく。

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