ラグビーリーグワンの神戸が3季ぶりに練習を公開　子供にも人気の李承信「もっと声増えるよう頑張りたい」

2022年08月24日 15:52

ラグビー

　ラグビーリーグワンの神戸は24日午前、神戸市東灘区の灘浜グラウンドで300人超のファンクラブ会員へ練習を公開した。新型コロナウイルス感染拡大以前は定期的にファンへの練習公開日を設定していた。今回は3シーズンぶりの実施。フランカー橋本皓（ひかる）主将は「こんなにファンがいっぱいになった（練習場の）観客席はなつかしい感じ。練習にも気合が入りました」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。

　今夏、日本代表デビューしフランス2連戦で活躍したSO李承信（リ・スンシン）はちびっ子から最も多く声援を浴び、練習後はおよそ100人にサインするなど交流を楽しんだ。「こんなに近くでファンの皆さんと交流できて素直にうれしかった。我々のハードワークを見てもらえれば応援してもらえると思うので。もっと声が増えるように頑張りたい」と意気込みを新たにした。同じく練習後に予定の10分間を大幅に超えて交流に努めたFB山中亮平は「暑い中、しかも平日に多くの方に来ていただき、ふれ合えたのは貴重な機会だった。応援してもらえば選手はパワーをもらえる」と感謝した。

　12月のシーズン開幕を見据え、昨季より3カ月も早い7月中旬からチームは始動した。橋本皓主将は「（18―19シーズンに）優勝した時からメンバーも入れ替わった。早く始動することで、自分たちのやりたいラグビーをしっかり落とし込めている」と練習以外の場面でも互いに意思疎通を図り、一体感が醸成されている手応えを強調。「目指すのは優勝。（7位に終わった）昨季も上位チームと、もう一歩のところまで戦えた。優勝できるポテンシャルはあると思う」と力強かった。