亀代“新婚パワー”耐えた5差3位 太腿70センチの飛ばし屋“ランニング指令”効果?

2022年09月17日 05:30

ゴルフ

亀代“新婚パワー”耐えた5差3位 太腿70センチの飛ばし屋“ランニング指令”効果?
3位タイとV圏内に残った亀代は妻・滋さんと飛行機ポーズ Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー ANAオープン第2日 ( 2022年9月16日    北海道 札幌GC輪厚C=7063ヤード、パー72 )】 首位から出た新婚ホヤホヤの亀代順哉(27=フリー)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算11アンダーで首位と5打差の3位の好位置を守った。ホールアウト後、7月7日に慈(めぐみ)さん(33)と結婚したことを明かすなど幸せオーラ全開でツアー初優勝を視界に捉える。池田勇太(36=フリー)が通算16アンダーで単独首位に立った。
 太腿70センチの飛ばし屋に「愛のパワー」が加わった。亀代は最終18番で下り2メートルのフックラインを沈めると渾身(こんしん)のガッツポーズ。「思ったところに打てて、思ったように切れてくれた。最後がいい感じで終われて良かった」。前半は我慢の展開も、上がり4ホールで3つのバーディーを奪い、V戦線に生き残った。

 七夕の日に約1年の交際を経て慈さんと結婚。亀代によればポジティブでどんな時も尻を叩いてくれるタイプという。例えば開幕前日14日、練習を早く終えると待っていたのはランニング指令。夜の円山公園をスマホのライトで照らされながら10周も走った。2日目を終えて3位の好結果に「嫁さんのおかげ…ということで」と苦笑した。

 トレードマークは競輪選手のような70センチの太腿。慈さんも好きなところは「太腿」と即答する。瞬発力を生み、1メートル67ながら300ヤードを超す飛距離の源だ。慈さんの指令で走り込みは増え、太腿もさらにパワーアップ。私生活ではジーンズがはけず、もっぱら「ジャージー系」だが、もはや愛の結晶なのだ。

 初日は全18ホールでパーオン、この日は終盤の追い上げで首位と5打差につけた。「ちゃんとシード権も獲りたいし、初優勝も目指したい」。ホールアウト後はそろって、大会スポンサーにちなんで飛行機ポーズも披露。仲むつまじさを見せつけた新婚夫婦だが、亀代は最後にこう言い残した。「今日も走らされると思います」。念願の初Vへ、まだまだ太腿にムチを打つ。

 ◇亀代 順哉(かめしろ・じゅんや)1995年(平7)2月7日生まれ、徳島県那賀町出身の27歳。中学時代から四国では名の知れた選手で香川西高を経て大阪学院大に進学。16年には比嘉一貴をプレーオフで下して日本アマ制覇。同年プロに転向。屈指の飛ばし屋で昨年東海クラシックのドライビングコンテストでは331ヤードを記録。今季最高は8月の長嶋茂雄招待セガサミー・カップの4位。1メートル67、85キロ。

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