クライミング女子・森 逆転Vも3完登できず「凄く悔しい」

2022年10月23日 04:00

スポーツクライミング

クライミング女子・森 逆転Vも3完登できず「凄く悔しい」
女子で優勝し歓声に応える森秋彩(中央) Photo By 共同
 スポーツクライミングのW杯複合盛岡大会最終日は22日に女子決勝が岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場で行われ、森秋彩(あい、19=茨城県連盟)が190・9点をマークして優勝した。前半ボルダリングで2位につけ、得意の後半リードで逆転。24年パリ五輪と同じ2種目の合計得点で争う方式で実施された初のW杯を制した。

 完登まで残り2手で落下。逆転優勝を決めたにもかかわらず、森はにらむような目で壁を見上げた。「3完登を目標にしていたので、凄く悔しい。他の選手に勝ったのはうれしいけど、課題に負けたのが悔しい」。予選、準決勝のリードでは、ただ一人完登していたが、この日は最後の難関を攻略できなかった。

 それでも、ボルダリングの4課題全て完登。特に第1、2課題は苦手とする大きな移動が必要な設定だったが、粘り強くトライしてクリアするなど大会を通じて成長し、パリ五輪の有力候補に躍り出た。「初めてパリと同じフォーマットを経験して、やり切れたことは自信になった。悔しさをバネにしてオフの練習を頑張りたい」。19歳の視線は2年後に向けられている。

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