ネッツの渡辺が3P2本とも成功して6得点 第4Qと延長は出だしから出場もマーベリクスに惜敗

2022年10月28日 11:43

バスケット

ネッツの渡辺が3P2本とも成功して6得点 第4Qと延長は出だしから出場もマーベリクスに惜敗
第2Q、2本目の3点シュートを決めて雄叫びをあげるネッツの渡辺(AP) Photo By AP
 ネッツは27日、地元ブルックリン(ニューヨーク州)でマーベリクスと対戦。前日は敵地ミルウォーキーでバックスと対戦しており、これが2日連続の試合となったが、125―129(前半59―61、延長13―17)で敗れて3連敗。今季の成績は1勝4敗となった。
 カイリー・アービング(30)は39得点、デュラント(34)も37得点を挙げたものの、延長ではマーベリクスに3本の3点シュートを決められて敗れ、終了間際にはスタンドにいた地元ファンからコートに物が投げ入れられるという後味の悪い幕切れとなった。

 渡辺雄太(28)は第1Qの9分19秒からコートに登場。右サイドから放ったジャンプシュートは外したが、第2Qの2分17秒にはインサイドに切れ込んだパティー・ミルズ(34)からのパスを受けて左コーナーから3点シュートを成功した。

 その39秒には、左サイドでアービングのためにスクリーンをかけたあと後方に下がる、いわゆる“ピック&ポップ”から正面で3点シュートを成功。前半だけで今季最長の10分出場して6得点を挙げた。

 このクオーターでは、マーベリクスのガード、スペンサー・ディンウィディー(29=198センチ)が左サイドからの1対1で仕掛けてきたドライブにうまく反応。ディンウィディーがゴール下で試みたシュートをクリーンにブロックして得点を阻止した。

 第3Qは3分30秒という早い段階から起用され、東京五輪でも対戦したルカ・ドンチッチ(23)と随所でマッチアップ。しかし33秒間で2度の反則を犯してベンチに下がった。最初の反則は左サイドでドンチッチのドライブを阻止しようとしてコールされたもの。渡辺は密着マークの正当性を主張して、審判の判定に不服そうな表情を浮かべていた。2度目の反則は3点シュートに対してのもの。これでドンチッチに3本のフリースローを決められ、チームメートのカイリー・アービング(30)に注意(アドバイス?)される一幕もあった。

 84―90で迎えた第4Qではスタートから起用され、3点シュートを決めたアービングへのアシストも記録。いったんベンチに退いたが110―110だった残り1分21秒には、6反則で退場となったデビッド・デュークJR(23)に代わって再びコートに入り、延長(5分)でもスタートから出場した。

 結局マーベリクス戦では22分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は3本中2本(うち3点シュートは2本とも成功)で6得点、4リバウンド、2アシスト、1ブロックショットをマーク。5反則を犯したものの出場時間帯のチームスコアはプラス4点で、20分以上の出場は21年1月25日のホーネッツ戦(22分)以来となった。

 ネッツのベンチプレーヤー(計4人)で出場時間帯のチームスコアがプラスだったのは渡辺だけ。昨季の成功率は34・2%だった3点シュートの成功は今季5本中3本。出場4試合の平均得点は2・8(2試合は無得点)となっている。

 マーベリクスは2勝2敗。ドンチッチは41分の出場でFGを28本中14本(うち3点シュートは6本中2本)、フリースローは13本中11本成功させ、41得点、11リバウンド、14アシストで今季初のトリプルダブルを達成した。

 3点シュートの成功はネッツが35本中12本(成功率34・3%)だったのに対して、マーベリクスは40本中20本(同50・0%)。シュートの精度で上回ってネッツを振り切った。

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