黒崎播磨、九州実業団駅伝初Vでニューイヤーへ弾み 区間賞の細谷主将「獲れたことは良かった」

2022年11月04日 06:00

駅伝

黒崎播磨、九州実業団駅伝初Vでニューイヤーへ弾み 区間賞の細谷主将「獲れたことは良かった」
胴上げされる黒崎播磨の細谷 Photo By スポニチ
 【スポニチ後援第59回九州実業団毎日駅伝 ( 2022年11月3日    北九州市・本城陸上競技場発着 八幡西区・若松周回コース7区間80・2キロ )】 来年元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選を兼ねて行われ、創部61年目の黒崎播磨が1区から一度も首位を譲らず3時間52分29秒で初優勝を飾った。今年のシカゴマラソンで6位に入った5区の細谷恭平(27)を含む4区間で区間賞を獲得した。上位8チームがニューイヤー駅伝に出場する。
 新しい歴史をつくって黒崎播磨が上州路行きを決めた。昨年は3位。上位争いの常連が創部61年目にして悲願の初優勝だ。区間賞の走りで貢献した細谷主将はチームメートに何度も胴上げされた。今季のチームの目標はニューイヤー駅伝の優勝だけに細谷は「予選から優勝を目指さないといけないと思っていた。(優勝を)獲れたことは良かった」と話した。

 1区で田村友佑が2年連続の区間賞を獲得して勢いをつけた。2区以降も粘りのレースを展開。後続と10秒差でたすきを受けた5区の細谷はマラソンで日本歴代6位の2時間6分35秒のタイムを持つ実力を発揮。渋谷明憲監督の指示である「勝負を決めろ」を胸に「思い切っていくだけ」と後続との差をぐんぐん広げ、1分27秒差をつけて勝利を決定づけた。

 今年のニューイヤー駅伝では一時は2位に上がるなど見せ場十分の6位だった。細谷が「その先を見る選手が増えた」と話すように、練習からさらに上を目指して各選手が切磋琢磨(せっさたくま)してきた成果を発揮。本番でも躍動する。 (杉浦 友樹)

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