川副が勝ち越し 元横綱・白鵬の金言を受け連敗せず びんづけ油は「違和感しかない」

2022年11月21日 15:20

相撲

川副が勝ち越し 元横綱・白鵬の金言を受け連敗せず びんづけ油は「違和感しかない」
<大相撲九州場所>川副(左)が押し出しで颯富士を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所9日目 ( 2022年11月21日    福岡国際センター )】 昨年の学生横綱でデビュー2場所目の幕下・川副(23=宮城野部屋)が、19年の高校横綱の颯富士(21=伊勢ケ浜部屋)を押し出して勝ち越しを決めた。
 立ち合い左へ変わった川副が相手の突っ張りを下からあてがいながら前に出ていき、最後は引きに乗じて押し出し。「とりあえずって感じですね」と勝ち越しに胸をなで下ろした。

 4番相撲では立ち合いで迷って自分の相撲が取りきれず敗戦。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)から「相撲は相手を悩ませないとダメ。自分が悩んでどうするんだ。自分の相撲を取り切ればいいんだよ」と大横綱らしい金言を受けた。この日は立ち合い変化から自分の流れをつくる展開に。差しにいく立ち合いを考えていたが、1度目の待ったで「喉輪とかされそうだなと思って、当たる瞬間に切り替わった」という。とっさの判断で相手の手を払ってぶちかましをうまくかわした。

 7日目からびんづけ油を髪に塗って土俵に上がった。「正直まだ塗らなくていいぐらいの短いので前髪も立ちますし違和感しかないですね」と不慣れな様子。寝る時も「寝返りを打つと耳がベタベタしたり」と苦笑いしていた。びんづけ油の香りは力士の象徴。「これからちょんまげになるとどうなるんだろう」と今後を想像し「力士になったという気分にはなりました」と実感を込めた。

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