玉鷲が幕内57年ぶりの珍技「合掌ひねり」決めた「あんまりしちゃいけない技かな」

2022年11月21日 19:42

相撲

玉鷲が幕内57年ぶりの珍技「合掌ひねり」決めた「あんまりしちゃいけない技かな」
<大相撲九州場所>玉鷲が合掌ひねりで宇良を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所9日目 ( 2022年11月21日    福岡国際センター )】 幕内・玉鷲(38=片男波部屋)が宇良(30=木瀬部屋)を「合掌ひねり」の珍しい決まり手で破って2勝目を挙げた。
 立ち合い宇良が足取りにいくと、玉鷲は見ながら当たって封じ、喉輪を交えた突っ張りで激しく攻め立ててから突き落とした。最後は左で相手の差し手を外側からはさみつけ、右手は喉輪から顔を押さえつけるようにして左へひねり倒す形に。両手で顔をはさみつけたり手を組んだりする正式な形ではなかったが、決まり手は「合掌ひねり」に。幕内では、1965年九州場所で大心が前田川に決めて以来ちょうど57年ぶり。その時と同じ九州場所の9日目という偶然まで重なった。

 玉鷲は取組直後「ちょっと見ないと分からない」と決まった技についてははっきり分かっていなかった。突き押しで一気に押し出す相撲を得意としているだけに「あんまりしちゃいけない技かな。間違ったら違う方向にいってしまうので」と複雑な表情を浮かべた。

 先場所優勝の38歳はここまで1勝7敗と苦戦していたが、この白星で連敗を4で止めて踏みとどまった。「とりあえず今日勝ったので、また明日から自分の相撲を生かしていきたい」。勝ち越しを目指し、ここから巻き返していくことを誓った。

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