新弟子たちが両国の街を清掃 新十両・落合も参加「上ばかり見ないで下も…」ごみ拾いと恩師の教え

2023年02月17日 17:04

相撲

新弟子たちが両国の街を清掃 新十両・落合も参加「上ばかり見ないで下も…」ごみ拾いと恩師の教え
両国国技館周辺の街を清掃する落合(左)ら新弟子たち(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 相撲教習所に通う入門半年以内の新弟子らが17日、「相撲史」の講義の一環として東京都墨田区にある野見宿禰(のみのすくね)神社を参拝し、境内や周辺地域のごみ拾いなどの奉仕活動も行った。
 11人の新弟子らが掃除用のトングとほうき、ちりとり、ごみ袋を持って歩き、周辺地域の清掃に努めた。同神社は両国国技館から徒歩約10分。江戸東京博物館の裏を通り、北斎通りを東へ約350メートル進んだところに位置している。そこまでの道端に落ちているごみを拾って街を美化。同神社は日本相撲協会によって管理されており、日頃から掃除が行き届いて清潔に保たれているためか、新弟子たちからは「拾うごみがあまりない」という声も聞かれた。

 昨年10月にも行っており、昨年秋場所初土俵の幕下・川副(23=宮城野部屋)と序二段・石岡(23=伊勢ケ浜部屋)は2度目の参加。春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)での新十両昇進が決まっている落合(19=宮城野部屋)は初めて参加した。「中学校時代の恩師や高校の先生に“下に落ちているごみに気付かないとダメ。上ばかり見ないで下も見て生活しなさい”と言われてきた」。史上最速の所要1場所で関取昇進を果たして上を目指していく“令和の怪物”は、恩師の教えを胸にしっかりと足下も見つめていた。

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