綱取り場所黒星発進の大関・貴景勝が玉鷲破り1勝 3関脇“全滅”若隆景と豊昇龍は連敗発進

2023年03月13日 17:56

相撲

綱取り場所黒星発進の大関・貴景勝が玉鷲破り1勝 3関脇“全滅”若隆景と豊昇龍は連敗発進
玉鷲(左)を押し出しで破った貴景勝(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所2日目 ( 2023年3月13日    エディオンアリーナ大阪 )】 大相撲春場所は13日、エディオンアリーナ大阪で2日目の取り組みが行われた。初場所で3度目の優勝を果たし綱取りに挑む大関・貴景勝(26=常盤山部屋)は玉鷲に勝利。初日は小結・翔猿に痛恨の黒星を喫したが2日目で立て直した。
 結びの一番。初日同様、真っ向勝負で前へ出た。昨日は土俵際で逆転を許したが、この日は玉鷲を一気に押し出した。

 15日制度が定着した49年夏場所以降に誕生した横綱33人のうち黒星発進から昇進した横綱は6人のみ。貴景勝は前回の綱取り(21年初場所)も黒星発進から4連敗を喫し途中休場に追い込まれた。初日から連敗後に優勝した例は過去にないため、この日の玉鷲戦に敗れると優勝確率は0%となっていた。

 そのほか関脇勢は3力士とも元気なし。新関脇の霧馬山が正代に敗れ連勝を逃し、若隆景、豊昇龍は連敗となった。翔猿、若元春、琴ノ若、大栄翔の4小結は連勝した。

 元大関で東十両筆頭の朝乃山(29=高砂部屋)が千代の国(32=九重部屋)を押し出して2連勝とした。先場所は立ち合い頭から当たってきた相手だったが、この日はもろ手突き。「思い切り当たってくるのかなと思っていたので、今日のもろ手突きは頭になかった」と予想外の展開にも「そのまま圧力をかけて相手が引いたところを出れた」とすぐに対応して一直線に押し出した。

 “令和の怪物”落合(19=宮城野部屋)が玉正鳳(30=片男波部屋)との新十両対決に敗れ、プロ初黒星を喫した。史上最速の所要1場所で昇進した落合に対し、玉正鳳は外国出身力士では史上2位のスロー記録となる68場所を要した苦労人。対照的な両者の対戦は、もろ手突きから左へ回り込んでのはたき込みで玉正鳳に軍配が上がった。

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