ネッツが強敵ナゲッツに競り勝つ 渡辺は出場機会なし ヨキッチは27回目のトリプルダブル

2023年03月13日 08:13

バスケット

ネッツが強敵ナゲッツに競り勝つ 渡辺は出場機会なし ヨキッチは27回目のトリプルダブル
残り5秒のシュートを外したナゲッツのヨキッチ(AP) Photo By AP
 東地区全体5位のネッツは12日、ロード5連戦の4戦目をデンバー(コロラド州)で迎え、西地区全体1位のナゲッツと対戦。122―120(前半61―69)で強敵をなぎ倒し、10日のティンバーウルブス戦に続いて白星を2つ並べた。ここ6戦では5勝目。25日ぶりに“貯金”を2ケタに戻し、東地区全体6位のニックスとは0・5ゲーム差となった。
 ネッツは8点差をつけられてつけて前半を折り返したが第3Qを37―18として逆転。9点のリードを保って突入した第4Qでは終盤で1点差に2度詰め寄られたが逃げ切った。

 サンズから移籍してきたミケル・ブリッジズ(26)がチーム最多の25得点。先発センターのニック・クラクストン(23)も20得点、マーベリクスから古巣ネッツに戻ってきたスペンサー・ディンウィディー(29)は15得点と16アシストを稼いで勝利に貢献したが、出場したのは9選手で、渡辺雄太(28)には2試合連続で出場機会がなかった。

 ナゲッツは4連勝のあと3連敗を喫して46勝22敗。得意のホームでは今季36戦で6敗目となった。

 3シーズン連続のMVPに突き進んでいるセンターのニコラ・ヨキッチ(28)は35得点、20リバウンド、11アシストで今季27回目(通算103回目)のトリプルダブルを達成。第4Q残り41・6秒にはフリースローを2本決めて120―121と1点差に迫ったが、残り5・0秒で放った正面でのターンアラウンドによるフェードアウェイのジャンプシュートは、ロイス・オニール(29)とディンウィディーのダブルチームに阻まれて失敗し、満員の1万9739人が詰めかけた本拠地「ボール・アリーナ」の地元ファンを歓喜させることはできなかった。

 ヨキッチが個人成績3部門に2ケタの数字を残した試合では10日のスパーズ戦に敗れるまでナゲッツは29連勝だったが、その後は黒星が2つ並んだ形。チーム・リバウンド(49―28)、ペイント内得点(56―34)、速攻での得点(22―12)ではネッツを上回っていたものの、15回のターンオーバーで招いた20失点が最後に重くのしかかった。

 ナゲッツは14日からロード5連戦。4戦目となる19日には敵地ブルックリン(ニューヨーク州)で再びネッツと顔を合わせることになっている。

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