松山 首痛の影響隠せず16位 生命線アイアン不調75「4日間いい状態でプレーできないのが悔しい」
2023年04月11日 04:30
ゴルフ
首の後ろ、手首にはテーピングのようなものも見えた4日間。「体の状態を考えれば、よくこの位置でいられたなって」と話す。暫定17位から出て、第3Rを終え、6打差の5位まで浮上。「最終Rは思い切り振れていた」と言い、2番の1打目は348ヤードもかっ飛ばした。だが生命線のアイアンは「総じて悪かった」。2度目のグリーンジャケットは遠のいた。
パット数も31と苦しんだ。「11~13番で一つでも入っていれば面白い展開にと思ったんですけど…」。本来なら2オン可能なパー5でもあえて3打目勝負し、スピンを利かせてグリーンに止まる球を多用。パー5では4日間で9バーディーを奪取。だが最後までグリーンの「スピードをつかめなかった」と悔やしがった。
最終日に順延された3Rの残り7ホールは3つ伸ばして首位に迫り、4日間のフェアウエーキープ率も全体4位(85・71%)と随所に貫禄も見せたが、不安を抱える首痛の影響は隠せなかった。今後の課題にも「体が4日間いい状態でプレーできないのが悔しい。早く練習も制限なくできるように、まずはメンテナンスを」と真っ先に肉体面を挙げた。
次のメジャーは5月18日開幕の全米プロ。体が万全ならもっと強い松山が見せられる。言葉の節々に王者のプライドがにじんでいた。