NBAのプレーオフがスタート ネッツは初戦完敗 渡辺はプレーオフで自身初の3Pを成功

2023年04月16日 04:43

バスケット

NBAのプレーオフがスタート ネッツは初戦完敗 渡辺はプレーオフで自身初の3Pを成功
ゴール下でのシュートを76ersのエンビードにブロックされるネッツのブリッジズ(AP) Photo By AP
 NBA今季のプレーオフが15日、ペンシルベニア州フィラデルフィアの76ers対ネッツ戦でスタート。東地区第6シードのネッツ(45勝37敗)は、第3シードの76ers(54勝28敗)に一度もリードを奪えないままに101―121(前半58―67)で敗れて初戦は黒星となった。このカードは今季5戦全敗。今季途中でサンズから移籍してきたミケル・ブリッジズ(26)が前半での23得点を含む30得点を挙げたものの、後半で勝機は見いだせなかった。
 渡辺雄太(28)は93―110で迎えた第4Qの残り4分43秒からチーム10人目の選手として登場。ポール・リード(23)の反則で得たフリースロー(FT)は2本とも失敗したが、残り1分7秒に正面やや左から今季の成功率が44・4%に達していた3点シュートを決めて3得点と1アシストを記録した。

 渡辺はラプターズ時代の昨季の1回戦でも76ersと対戦(2勝4敗)。計10分間の出場で4得点を記録しているが3点シュートは1本試みただけで失敗しており、プレーオフ出場5試合目にして初めての成功となった。また昨季のプレーオフでは2試合で2得点をマークしただけだったために、3得点はプレーオフでの自身最多となった。

 NBA日本人選手のプレーオフでの1試合最多得点はウィザーズ時代の八村塁(25=現レイカーズ)が20年シーズンの1回戦(1勝4敗)の第5戦で記録した21。八村はこのシリーズの全5戦で2ケタ得点をマークし、3点シュートを15本中9本決めている。

 6シーズン連続のプレーオフとなった76ersは白星発進。チームの3点シュート成功本数は、第3Q終了時点で昨季のヒート戦(東地区準決勝)で2度マークしていたプレーオフのチーム最多記録(18)に並んだ。そして第4Q開始早々にジョージズ・ニアング(29)が19本目を成功させたところでチーム記録を更新。結局、この日は42本中23本を決めたばかりでなく(成功率48・8%)、FTも16本すべてを成功させてネッツを寄せつけなかった。

 2シーズン連続の得点王となったジョエル・エンビード(29)は33分の出場で26得点を稼ぎ、FTは11本試みて全部成功。6シーズンぶり2度目のアシスト王となったジェームズ・ハーデン(33)は3点シュートを13本中7本成功させ、23得点と13アシストをマークしてチームを引っ張った。

 <ネッツの対76ers・今季成績>
 ▼11月22日=●106―115
 ▼1月25日=●133―137
 ▼2月11日=●98―101
 ▼4月9日=●105―134
 ▼4月15日=●101ー121

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