蝉川泰果が涙のプロ初優勝 悔しさで号泣した昨年大会の雪辱果たす「昨年の自分より成長した」

2023年04月16日 14:45

ゴルフ

蝉川泰果が涙のプロ初優勝 悔しさで号泣した昨年大会の雪辱果たす「昨年の自分より成長した」
<関西オープン最終日>プロ初勝利を決め、清水キャディーと抱き合う蝉川泰果(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 関西オープン最終日 ( 2023年4月16日    大阪府・泉ケ丘CC=7051ヤード、パー71 )】 首位で出た蝉川泰果(22=フリー)が67で回り、通算17アンダーでプロ初優勝を飾った。
 前半は7番で2・5メートルをねじ込みバーディー。8番ではボギーを叩くも、9番パー5で1・5メートルを沈めバウンスバックした。後半も隙を見せず首位を堅守。プロ転向後ツアー6戦目で初優勝を挙げ、目頭をおさえた。

 アマチュアとして出場した昨年大会では初の最終日最終組を経験。3位からスタートするも77と崩れ、試合後は号泣した。あれから1年。プロになった蝉川がリベンジを果たした。

 優勝インタビューでは、「もう…18番のティーショット打ち終わった後も、めちゃくちゃ泣きそうでしたね」と苦笑い。「プロ初優勝できるのかな、って昨日からこの位置に来て。また悔し泣きするのかなってと悪いイメージもあった」と正直に語ったが、「優勝できて本当にうれしいです」と笑顔がはじけた。

 とにかく優勝にこだわった。「リベンジをしたい気持ちがすごいありましたね」と吐露し、「昨年の関西オープンの自分よりすごく成長したんじゃないかと思っています」と納得の結果に安堵(あんど)感をにじませた。今後は「複数回優勝を目指すことと、賞金王を目標に頑張っていきたい」と力強く誓った。

 ◇蝉川 泰果(せみかわ・たいが)2001年(平13)1月11日生まれ、兵庫県加東市出身の22歳。プラスチックのクラブで1歳からゴルフを始める。大阪・興国高を経て東北福祉大。同大では主将。22年6月の下部ツアーで史上5人目のアマチュア優勝。同年9月のパナソニック・オープンで史上6人目のアマチュア優勝。10月には日本オープンも制して、アマで2勝を挙げた。得意クラブは1W。1メートル77、79キロ。

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