キングスが昨季王者のウォリアーズに先勝 フォックスが38得点 「クラッチタイム」で底力を発揮

2023年04月16日 13:07

バスケット

キングスが昨季王者のウォリアーズに先勝 フォックスが38得点 「クラッチタイム」で底力を発揮
大詰めで貴重な3点シュートを決めたキングスのフォックス(AP) Photo By AP
 17シーズンぶりにプレーオフに進出した西地区第3シードのキングスが15日、地元サクラメント(カリフォルニア州)で昨季王者で第6シードのウォリアーズに126―123(前半55―61)で競り勝って先勝。91―90で突入した第4Qは勝ち越し11回、同点2回という大接戦だったが、キングスは地元ファンの大声援を浴びて激闘を制した。
 今季から新たに設けられた「クラッチ・オブ・ザ・イヤー」の最終候補3人に入った6シーズン目のディアーロン・フォックス(25)が、自身のプレーオフ・デビュー戦で両軍最多の38得点。今季初めてリバウンド王となり、リーグ最多のダブルダブル(65回)を記録していたドマンタス・サボニス(26)も12得点と16リバウンドを稼いで勝利に貢献した。ベンチから出たマリク・モンク(25)はフリースローを14本すべて成功させ、第4Qの13得点を含む32得点。1万8000人の地元ファンの大声援を浴びてチーム一丸となって立ち向かい、今季1勝3敗と相性の悪かった相手をなぎ倒した。

 残り5分を切って5点差以内のクラッチタイムでリーグ1位の194得点を記録していたフォックスは第4Qで15得点。残り5分で1点差だったこの日も、ここから8得点をマークして土壇場で存在感を示した。

 今季のロードでの成績が11勝30敗だったウォリアーズは敵地での白星に手がかかっていたが大詰めで逃した形。ステフィン・カリー(35)は6本の3点シュート(試投14本)で30得点をマークしたが、終了間際に同点を狙ってランニングステップから放った3点シュートはリングに嫌われた。

 クレイ・トンプソン(33)も5本の3点シュート(試投14本)で21得点。個人的事情で戦列を離れていたアンドリュー・ウィギンス(28)は2カ月ぶりに戦列に復帰し、ベンチから出て17得点を稼いだが、123―124で迎えた第4Qの残り10・1秒、ノーマークで放った左コーナーからの3点シュートを決めることができなかった。

 東地区では第5シードのニックスが敵地クリーブランド(オハイオ州)で第4シードのキャバリアーズを101―97(前半59―45)で振り切って白星発進。ジェイレン・ブランソン(26)が27得点、左足首を痛めていたジュリアス・ランドル(28)が6試合ぶりに復帰して19得点と10リバウンドを記録してこの日の4試合の中で唯一、下位シードの勝者となった。

 キャバリアーズはニックスに対して今季1勝4敗。ドノバン・ミッチェル(26)が38得点をたたき出したが、競り合いとなった大詰めの攻防を制することができなかった。

 <15日の結果>
 ▼東地区
*(3)76ers121―101(6)ネッツ
*(7)セルティクス112―99(7)ホークス
(5)ニックス101―97*(4)キャバリアーズ
 ▼西地区
*(3)キングス126―123(6)ウォリアーズ
 *はホームチーム、カッコ内の数字はシード順

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