エンビード欠場の76ersがセルティクスに敵地で先勝 ハーデンがプレーオフ自己最多に並ぶ45得点

2023年05月02日 11:48

バスケット

エンビード欠場の76ersがセルティクスに敵地で先勝 ハーデンがプレーオフ自己最多に並ぶ45得点
セルティクスのテータムをかわしてレイアップに持ち込む76ersのハーデン(AP) Photo By AP
 東の第3シードとなってポストシーズンを迎えている76ersは1日に敵地ボストン(マサチューセッツ州)での東地区準決勝シリーズ初戦に臨み、昨季のファイナルに出場している第2シードのセルティクスに119―115(前半63―66)で競り勝って先勝。1回戦(対ネッツ)を4戦全勝のスイープで突破して中7日の休養十分という日程ながら、2年連続で得点王となったセンターのジョエル・エンビード(29)が右膝の故障で1回戦の第4戦に続いて欠場した試合だったが、ジェームズ・ハーデン(33)がプレーオフ自己最多に並ぶ45得点をたたき出して敵地で貴重な白星をものにした。
 両者は76ersが前身のシラキュース・ナショナルズだったころ(1949~62年シーズン)を含めてプレーオフではリーグ最多となる22回目の対戦(セルティクスが14回シリーズを制覇)。76ersがボストンで勝ったのは2012年5月14日の東地区準決勝第2戦(○82―81)以来、11年ぶりの出来事となった。

 ハーデンは39分出場して3点シュートを14本中7本成功。両軍で勝ち越し9回、同点4回となった第4Qには15得点を集中させ、114―115で迎えた残り8・7秒には正面から値千金の7本目を決めてチームを勝利に導いた。

 ハーデンのプレーオフでの最多得点はロケッツに在籍していた2015年5月25日の西地区決勝第4戦(対ウォリアーズ=○128―115)で記録している「45」で、このときも3点シュートを7本成功。プレーオフでの40得点以上は通算10回目となった。

 先発したタイリース・マキシー(22)も26得点、エンビードに代わって先発した本来フォワードのポール・リード(23)も10得点と13リバウンドを稼いで勝利に貢献した。

 セルティクスはエンビード不在というアドバンテージを得てペイント内スコアでは66―42と圧倒。前半での40点はハーフでのリーグ最多スコアとなっていた。第2Q途中では最大12点をリードし、第4Qの序盤でも5点をリードしていた。

 しかし113―112で迎えた残り32秒、マルコム・ブログドン(30)がインサイドから正面にキックアウトしようとした際、チームメートが誰もいない場所に痛恨のパスミス。敵方から幸運のパスをもらった?76ersのマキシーに速攻からダンクを決められて113―114とされた。このあとこの日39得点のテータムがフリースローを2本決めて再び115―1141点をリードしたが、今度はハーデンに3点シュートを決められるなどシーソーゲームとなった大詰めで競り負ける形となった。

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