“かなだい”高橋大輔「これから生きていく上で何があっても大丈夫」異例の挑戦で得た自信

2023年05月02日 17:25

フィギュアスケート

“かなだい”高橋大輔「これから生きていく上で何があっても大丈夫」異例の挑戦で得た自信
<村元哉中&高橋大輔会見>多数の報道陣に囲まれる村元哉中&高橋大輔(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 フィギュアスケート・アイスダンスの“かなだい”こと村元哉中、高橋大輔組(関大KFSC)が2日、都内で現役引退会見を行った。フランクな形を望んだ2人の意向により会見形式ではなく、立った状態での囲み取材形式で思いを語り尽くした。
 高橋はシングルで出場した14年ソチ五輪後に一度は引退し、その後シングル再挑戦、さらにアイスダンス転向後も活躍した。「アイスダンスをやってなかったら、こんなにすっきりした気持ちで引退できてなかった」と振り返る。

 「競技復帰してからの自分が本当に好きで。それまでの自分は自分に自信が持てず、現役をやってた時も自分を褒めることができなかった」とも明かす。「現役復帰してからちょっとでもできることがあれば、良くできたなって褒めてあげられるようになった。アイスダンスを始めてより一層、何かができない自分を受け入れるようになりました」と晴れ晴れと語る。

 アイスダンスで手に入れたのは、全日本のタイトルや世界選手権での成績だけでなく、自分自身に対する自信もある。「ちょっとしたことで自分を褒めてあげるとやる気が出るというか。前向きになっていく自分が出てきた。この経験をしてなかったら、もっと責めたまま自分が終わっていた」とし「これから生きていく上で何があっても大丈夫かなという気持ちになった。何かができるようになったというよりかは自分自身として自分を褒めてあげて、どれだけ豊かに過ごしていくかをちゃんとできるようになった」と強調。「哉中ちゃんが誘ってくれたからこそ今こういう気持ちになれている。凄く感謝している」とも語った。

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