平野早矢香さん、引退発表の石川佳純は「天真らんまん。卓球をするべくして生まれてきた子」
2023年05月02日 12:46
卓球
8歳差ながら、石川が中学生の頃から同じ場所で練習を重ね、間近で凄さを感じてきた。「卓球のセンスはもちろん、何より天真らんまんでアスリート向きの性格。卓球をするべくして生まれてきた子だなと思っていた」。技術面でいうなら、その「勝負強さ」と「ひらめき」は抜きん出ていた。
「“ここぞ”という勝負どころを分かっていて、そのときのひらめきや、思い切ったプレーをできるのが彼女の魅力だった。一緒にダブルスを組むときは、彼女が思いきってできる戦術やコース取りを心がけていて。それが、私にとっても一番やりやすかった」
ロンドン五輪に加え、石川との思い出として胸に刻んでいるのが、14年に東京で開催された世界卓球団体戦。福原&石川のWエースで臨むはずが、福原がケガで欠場。石川への期待は高まり、平野さん自身も「愛ちゃんが抜けた分の埋め合わせをしないと」と強く思っていたという。
「私たち2人以外は、初出場の選手が多かった。佳純はずっと“私が2点(2勝)取らないと”と言っていて。試合の前に“2点落として負ける夢を見ちゃった”って苦笑いしていたり。それぐらい、お互いに追い込まれていたんだと思います」
福原不在の中でも日本は勝ち進み、決勝に進出。最終決戦では中国に敗れたが、83年東京大会以来、31年ぶりとなる銀メダルを手にした。
長く日本の卓球界を第一線でけん引してきたからこそ、平野さんは「これからは佳純自身がやりたいことをやっていってほしい。それを全力で応援したい」と語った。
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