柔道世界選手権 阿部一VS丸山の激闘真っ只中で中継打ち切り 五輪メダリストも「悲しい」

2023年05月09日 02:46

柔道

柔道世界選手権 阿部一VS丸山の激闘真っ只中で中継打ち切り 五輪メダリストも「悲しい」
男子66キロ級決勝で対戦した丸山城志郎(左)と阿部一二三(AP) Photo By AP
 【柔道世界選手権第2日 ( 2023年5月8日    カタール・ドーハ )】 男女2階級が行われ、男子66キロ級は東京五輪金メダルの阿部一二三(パーク24)が、女子52キロ級は同じく東京五輪金メダルで一二三の妹・詩(パーク24)が制し、18年大会、21年東京五輪、22年大会に続く4度目の兄妹同日世界一に輝いた。
 阿部兄妹の快挙に水を差したのが、中継局のフジテレビだ。放送は24時25分に始まり、一二三と宿命のライバルである丸山城志郎(ミキハウス)が対戦した決勝は生中継。しかしゴールデンスコアの延長戦2分36秒で「待て」が掛かったタイミングで、実況アナウンサーが「ここで柔道中継を終了させていただきます」とアナウンス。試合が再開し、同2分41秒となったところで、次の番組に切り替わった。

 まさかの“結末”に、ツイッター上では「もうテレビをあてにするとバカを見る時代なんだよ」「2023世界柔道のフジテレビの対応は非常に悲しいし、ガッカリした」などと厳しい声が。女子52キロ級で08年北京、16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した中村美里も、自身のツイッターで「中継終了は…悲しい。みんな絶対見たかった」とファンの思いを代弁した。

 柔道をめぐっては、テレビ東京が放送した20年12月の東京五輪男子66キロ級代表決定戦でも阿部一と丸山の息詰まる熱戦が想定を上回る延長戦となり、中継が打ち切られた過去がある。

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