バレー女子代表「英知を結集」サーブ強化へ13人の“タスクフォース”創設 竹下、大友らOGも参加

2023年05月08日 16:01

バレーボール

バレー女子代表「英知を結集」サーブ強化へ13人の“タスクフォース”創設 竹下、大友らOGも参加
<バレーボール女子日本代表キックオフ記者会見>スローガンを発表する真鍋監督(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 バレーボール女子日本代表が8日、都内のホテルでキックオフ会見を行った。真鍋政義監督(59)は9月のパリ五輪予選(東京)での出場権獲得を第一目標に掲げ「92年のバルセロナ五輪以降、1年前に獲得した歴史は男女ともにない。難しいが、ぜひチャンスをつかみたい」と意気込んだ。
 8強だった昨年の世界選手権では「アタック効果率が30%を超えた。北京五輪以降初めて。選手が頑張った。世界一のサーブレシーブ返球率で、2位とも開いている」と一定の収穫を語りつつも、「メダルや、五輪出場権を獲得するための最大の課題はサーブ。特に本格的に強化しないと目標達成できない」とサーブ力の向上を喫緊の課題とした。

 指揮官は相手セッターが構えた位置に返す「Aパス」を許すサーブが多いといい「パリでメダルを獲得する水準に全く届いていない。相手にAパスされる率が非常に高い」とばっさり。「特別なチーム」である「タスクフォース」を立ち上げ、重点的にサーブ強化に取り組むと明かした。パリ五輪に向けて「サーブで崩せない選手は最後に絶対外す」と強力なメッセージも選手に発したという。

 浮沈を握るタスクフォースは真鍋監督をリーダーとして計13人で構成。メンタルやストレングスを含めたコーチ陣、データ分析チームだけでなく代表OGの竹下佳江さん、中道瞳さん、荒木絵里香さん、大友愛さんも名を連ねた。

 出産したばかりの木村沙織さんには声をかけなかったが、4人のOGを加えたことについて指揮官は「竹下、中道の2人は工夫して相手を崩していた。荒木は前後に考えながら打っていた。いろんなアドバイスをしてほしい」と言い「サーブが苦手な大友も入れた。理由はサーブが不得意な選手もいっぱいいて、どんな心境で打ったかを知っておきたい」と説明した。大友さんは固辞したが、説得の末に加わったという。パリ五輪出場権、その先のメダル獲得に向けて「日本の英知を結集して全力で取り組みたい」と力説した。

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