小兵の幕下・川副、左足負傷から1カ月で驚異的回復「超人なので」新十両目指す夏場所へ前向き

2023年05月11日 19:06

相撲

小兵の幕下・川副、左足負傷から1カ月で驚異的回復「超人なので」新十両目指す夏場所へ前向き
宮城野部屋の川副(右)と雷鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 元学生横綱の幕下・川副(24)が11日、東京都墨田区の宮城野部屋で大相撲夏場所(14日初日、東京・両国国技館)に向けての稽古を行った。この日は序二段・高馬鵬(20)、出立(16)、出稽古に訪れた大島部屋の旭輝山(22)、旭大海(17)を相手に稽古をつけながら計17番。感覚を取り戻しながら調整した。
 4月上旬の稽古中に左足を負傷。一時は夏場所の出場も危ぶまれるような状況だったが、今週から実戦稽古を再開できるようになった。土俵際で見せる驚異の粘りや体のバネ、身体能力の高さが持ち味の24歳は、ケガの回復力も驚異的。「超人なので」と明るく笑い、不安は見せなかった。

 幕下15枚目格付け出しでデビューした昨年秋場所から4場所連続勝ち越しを続け、西幕下筆頭まで番付を上げた。夏場所は新十両昇進への大きなチャンスとなる。「ほぼぶっつけ本番です。でも(幕下)筆頭なので出なかったらもったいない。出ますよ」と出場を明言した。

 幕内・逸ノ城(30=湊部屋)の引退で関取の枠が一つ空いている状況。し烈な昇進争いを繰り広げる幕下上位の土俵は、昨年のアマチュア横綱・中村泰輝(22=二所ノ関部屋)のデビューもあって大きな注目が集まる。1メートル67、111キロの小兵・川副が関取の座を手にすることができるか、“超人的”な相撲内容も含めて期待が高まる。

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