元横綱・白鵬も熱視線!向中野、雷鵬ら宮城野部屋期待の幕下力士たちが白熱の申し合い稽古

2023年05月11日 21:00

相撲

元横綱・白鵬も熱視線!向中野、雷鵬ら宮城野部屋期待の幕下力士たちが白熱の申し合い稽古
激しい申し合い稽古を繰り広げる向中野(左)と雷鵬。後ろで見守るのは師匠の宮城野親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の宮城野部屋で11日、夏場所(14日初日、東京・両国国技館)へ向けての白熱した稽古が繰り広げられ、次の関取を目指す期待の若手たちが精力的に汗を流した。
 申し合いでは、自己最高位を更新した東幕下6枚目の向中野(20)が圧倒的な強さを見せた。幕下の大谷(23)や三段目の大ノ蔵(24)らを相手にまず9番勝ち続け、一度退いてから再び土俵に入るとさらに11連勝。この日無敗の20戦全勝で、幕下以下では頭一つ抜けている印象だった。鳥取城北高の1年先輩の北青鵬(21)が幕内で、1年後輩の落合(19)が十両でそれぞれ活躍しており、身近な存在の2人に刺激を受けている。新十両という目標が「現実的になってきた」と以前話しており、実力をつけて関取に昇進することを予感させた。

 1メートル71、95キロの小兵・雷鵬(25)は、この日最多の33番取って18勝15敗。出し投げや中に入っての下手投げなどうまさと力強さを見せた。「場所直前とは思えないほど壮絶な稽古」と振り返るほど内容の濃い33番だった。春場所は幕下3場所目で初めての勝ち越し。自己最高位の東43枚目に番付を上げ「今場所も絶対勝ち越します」と意気込んだ。

 この日は、師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)もまわしを締めて稽古場に降りた。引退相撲で最後の横綱土俵入りを披露してから約3カ月。衰えない体で四股などの基礎運動を行った。弟子への指導も丁寧で細かく、雷鵬には体を使いながら立ち合いの踏み込み方を教えた。また、次の幕下昇進を狙う三段目の美(ちゅら、22)や石井(21)が良い相撲を見せると「いいねー。それを続けられればすぐ関取になる!」と褒めてやる気を引き出していた。

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