尊富士が初幕下で勝ち越し「押されることはない」関取級の馬力で快勝 照ノ富士からのアドバイス生きた

2023年05月23日 14:13

相撲

尊富士が初幕下で勝ち越し「押されることはない」関取級の馬力で快勝 照ノ富士からのアドバイス生きた
<大相撲夏場所10日目>一翔を押し出しで破る尊富士(左)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所10日目 ( 2023年5月23日    東京・両国国技館 )】 日大出身の幕下・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が一翔(19=立浪部屋)を下して4勝1敗とし、初めての幕下で勝ち越しを決めた。
 立ち合いからの出足が鋭い一翔を相手に、何もさせず一気の電車道で完勝。「しっかり前に出れたのがよかった」と納得の内容だった。初幕下での勝ち越しにも「あと2番しっかり気負わずに、勝ちにこだわっていきたい」と気を引き締めた。

 昨年九州場所の序ノ口デビューからここまで通算25勝2敗。先場所の東俊隆戦も、今場所の東誠竜戦も押し込んでおいての逆転負けだった。「押された相撲は一番もない。押されることはないと思っている」。前に出る力は既に関取級で、場所前の出稽古では新十両の時疾風(26=時津風部屋)を圧倒していたほどだ。

 部屋の横綱・照ノ富士(31)からアドバイスも受けている。「幕下はクセが強いやつもいるから、しっかり前に出ろ」と言われており、1番相撲で敗れた後には「気にするな。あと6番しっかり勝て」と励まされた。憧れの横綱が、心強い存在になっている。

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