朝乃山 2敗平戸海を撃破11日目も2敗明生戦 1敗の元大関には試練も「どこまで通用するか」と笑顔

2023年05月23日 19:15

相撲

朝乃山 2敗平戸海を撃破11日目も2敗明生戦 1敗の元大関には試練も「どこまで通用するか」と笑顔
平戸海をはたき込みで破る朝乃山(右)(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【大相撲夏場所10日目 ( 2023年5月23日    東京・両国国技館 )】 9場所ぶりに幕内復帰した元大関で東前頭14枚目の朝乃山(29=高砂部屋)が西前頭9枚目の平戸海(23=境川部屋)をはたき込み、1敗を守った。立ち合いで得意の右差しを狙ったが果たせず、すぐさまその右からはたき込んだ。「(はたきが決まったのは)踏み込んだからこそ。前に出られなかったので悪い相撲だったが、うまく体が反応してくれた」と手応えを感じていた。
 2敗平戸海との優勝戦線生き残り対決。同時に、16年春場所初土俵の同期生との初顔合わせでもあった。近大から三段目100枚目格付け出しの朝乃山と、中卒たたき上げの平戸海とは6歳の年齢差があるが、「場所ごとに体が大きくなった。自分が不祥事で休場中は、悔しい気持ちでした」とその躍進ぶりに注目してきたという。

 そして11日目は再び2敗の明生戦。「きのう横綱にも勝っている。動きがいいので自分は思い切ってやるだけです」。巡業先の朝稽古では何度も肌を合わせた。終盤5日間、「どこまで通用するかやってみたい」とする、上位対戦を継続していくためにも大事な一番となる。

おすすめテーマ

2023年05月23日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム