片岡尚之イーグル締めで68 3打差で最終日へ「最後までどうなるか分からない展開にしたい」

2023年07月01日 16:13

ゴルフ

片岡尚之イーグル締めで68 3打差で最終日へ「最後までどうなるか分からない展開にしたい」
<長嶋茂雄招待セガサミーカップ・3日目>17番、ティーショットを放つ片岡尚之(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第3日 ( 2023年7月1日    北海道 ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72 )】 2位から出た片岡尚之(25=CS technologies)が1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り通算15アンダーに伸ばした。
 最終日は3打差の2位から21年プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品以来2年ぶりのツアー2勝目を狙う。

 北海道江別市出身の片岡が地元優勝のチャンスを迎えた。「本当にうれしい。最終組に入れたので、最後までどうなるか分からない展開にしたい」と最終日に思いをめぐらせた。

 1打差の2位でティーオフ。パットが決まらず、チャンスを逃しながらも3つ伸ばして終盤を迎えた。昨年は4日間で3度池に入れ、今年初日にも池ポチャでダブルボギーを叩いた、鬼門の16番パー3はパーで終えたが、17番パー4は1オンを狙ったドライバーショットが池に入りボギー。怒りをあらわにして18番パー5のティーに上がった。

 「むかついていたので、ティーショットはどこに行ってもいいから思いきり振ってやろうと思った」。渾身(こんしん)の一打はフェアウエーへ。残り253ヤードから5Wで放った第2打はグリーンを捉え、ピン手前60センチに止まった。

 「ティーショットもいい感じで振り切れた。セカンドもちょうど振り切ったらいいクラブ(距離)が残ったので、振り切ったら、まっすぐ行ってくれた」。短いパットを沈めて、前のホールのミスを帳消しにするイーグルで締めくくった。

 スイング改造に取り組んだ今季は、ショットが極度の不調に陥り、開幕から予選落ちが続いた。「予選を通るのは絶対不可能なゴルフだった。100ヤード右に行ったり、100ヤード左に行ったり。やめたくなりますよね」と苦笑いで振り返ったが、当時は1打ごとに「自分はプロゴルファーに向いていない」と考えるほど悩みは深かった。

 今大会開幕前の6月27日には練習中にぎっくり腰を発症した。患部を冷やし、ハリや低周波などの治療を施し、出場にこぎ着けたが、痛みは残っており、この日は患部にテーピングを巻き、痛み止めを服用してプレーした。「4日間できただけでも良かった」という言葉に実感がこもった。

 最終日最終組は3度目。過去2回はいずれも勝利を逃した。昨年10月のバイ・ザ・プレーヤーズでは、今大会も最終日最終組で争う小林伸太郎に優勝を譲っている。

 「もちろん優勝したいし、シードも取りたいので賞金を稼ぎたいのもある。無理攻めはせず、ボギーを打たないゴルフをしたい」。残り18ホールは堅実なゴルフを心がける。
 

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