長野泰雅 “V逸パット後遺症”も67!4位浮上 先週のショック引きずり「カップ小さく見える」

2023年07月01日 04:45

ゴルフ

長野泰雅 “V逸パット後遺症”も67!4位浮上 先週のショック引きずり「カップ小さく見える」
3番、ティーショットを放つ長野泰雅(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第2日 ( 2023年6月30日    北海道 ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72 )】 ツアー本格参戦2年目の長野泰雅(20=福岡地行)が5バーディー、ボギーなしの67で回り通算9アンダーの4位に浮上した。首位と3打差。前週は最終ラウンドの18番で1メートルの「ウイニングパット」を外し、プレーオフの末に惜敗。その苦い記憶を払拭してツアー初優勝を狙う。浅地洋佑(30=フリー)が68で回り12アンダーで首位を守った。
 長野が連日の好スコアで浮上した。3番パー5は2オン成功。4番は2メートルにつけて連続バーディー。11番は残り100ヤードを54度のウエッジでピンそばへ。計5バーディーを奪った。それでも「あと4つくらいは伸ばせた。取り損ないが多い」と少し不満げに話した。

 前週プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で自己最高の2位に入った。ただ残る記憶はほろ苦い。最終ラウンドの18番、入れれば優勝のバーディーパットがカップをなめた。1メートルのスライスラインを決め切れずプレーオフで谷原に苦杯。目前の初優勝を逃した。ショックを引きずる今週ショートパットに悪影響が表れた。

 「先週1メートルを外してから(短い)パットが入らない。昨日も1メートルを2回外した」。この日も18番の2メートルなど何度もチャンスを逃した。「カップが小さく見える。1、2メートルが一番気持ち悪い。スライスラインはほぼ入らない」。ただショットは好調だけに「フェアウエーを1度しか外していない。ショットが良ければ問題ない」と深刻には捉えていない。

 シード日本人最年少の逸材もコースを離れれば普通の20歳。ファミリーレストラン「ガスト」のミックスグリルが好物。暇を見つけてはゲームセンターに通う。「今日もこれからゲームセンターに行きます。コインゲームにはまっていて4時間くらいやることもある」と無邪気に笑った。

 3週連続でトップ5で決勝ラウンドに臨む。「うまいプロと回ることになるので、気負い過ぎず、ゆっくりやりたい」と欲は出さないが、先週の雪辱を心に期している。

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